3階の 10Gbps Ethernet 計画



「我が家の 10Gbps Ethernet 計画」で、3階の情報配電盤までは「CAT6A」のケーブルを通した。
3階を 10Gbps Ethernet にするには、スイッチングハブ(2ヶ所)とケーブルを配線し直さないといけない。
スイッチングハブが 2つ、10Gbps 対応ハブが安く出回るのはいつに成るのやら・・・

ネットギア(MS510TX-100AJS)の、5G(2ポート)と 2.5G(2ポート)が勿体ない。
せめて 3階の iMac だけでも、5Gポートに繋げてあげたいと思うのだが・・・
既存のスイッチングハブと配線はそのままで、2階から 3階居間まで LAN配線を 1本追加するか?
PF管(内径 24mm)に LANケーブルを 2本通すのは全く問題ない。実践済みだ。
私の部屋の LANコンセント(2口)と同じ様に、3階居間の LANコンセントも 2口に増やすか?

3階情報配電盤のスイッチングハブをスルーして、3階居間まで 1本のケーブルで通すとイイんじゃね?
2階情報配電盤 → 3階情報配電盤 → 3階居間、ケーブル長さは 5+9=14m で行ける。
それならスイッチングハブが安く成るのを待つ必要もない。我ながら素晴らしい考えだ。

   
before(3階居間の情報コンセント)
左から、電源 / テレビ、LAN / TELコンセント
LAN と TELコンセントは隣同士だが、経路は全く別です。
PF管も LAN用と TEL用は別配管です。


QNAP の LANコンセントには、TELコンセントも一緒だったが、あれには理由がある。
電話工事の時に FAX用の TELコンセントを付けたいと言うので、LAN用の PF管を利用したのだ。
LANコンセントの配線は「スター配線」だが、TELコンセントは「バス配線とスター配線」である。
スター配線とバス配線の違いについては、ググって下さい。



ケーブルの色は「白」か「青」で迷ったが、何となく「白」を注文した。
LANコンセントは、私の部屋と同様に違いが判る「黄」とした。パンドウイットなのは言うまでもない。
「黄」の LANコンセントには「黄」のケーブルを使うと間違わない。そんな考えの人がいましたね。
だが、2階と 3階のケーブルが同じ「黄」では迷う。区別を付けるには「白」がイイのだよ。
在庫の関係なのかケーブルだけが先に届いて、LANコンセントが 2日遅れで届いた。

   

3階廊下(3階情報配電盤)
先ずは、2階情報配電盤 → 3階情報配電盤(5m)を通す。
今回は緑の「通線用ケーブル」が大活躍である。
通線用ケーブルの ケース があると便利だな思った。
アマゾンの欲しい物リストに入れているのだが、
1,980円が勿体なくて、なかなか買えないでいる。
酔った勢いでしか買えない商品ってのもある。

  3階居間
3階情報配電盤 → 3階居間(9m)も同様に通す。
2階の情報配電盤からここ迄、1本のケーブルで来れた。
3階は 3階のメインハブを経由するものと思い込んでいた。
2階のネットギアから、1本のケーブルで来れたのは嬉しい。
 

中間で余ったケーブル(約 2m)はクルクル巻いて、
3階の情報配電盤の中に収納する事にする。
ここで一旦切って、中継コネクタで繋ぐ事も考えたが、
物理的な接点は極力少ない方がイイからね。

先日(第2弾)で、iMac Pro の LANコンセントを設けず、
15mケーブルをそのまま iMac Pro に直結しても良かった。
その時の反省点が、ここで生きて来るのだよ。
3階居間に LANコンセント(CAT6A)は付けますけどね。

 

いつ見ても、3階情報配電盤の配線は整然としている。
緑のケーブル(CAT5E)、2階から来た黒(CAT6A)
スイッチングハブ素通りの白(CAT6A)、完璧だな。

  そして、扉を閉められるってのがイイね。
(扉を閉められるが普通です)
2階の情報配電盤はしょうがない。アレはもう諦めた。
メインの情報配電盤は、大き過ぎるくらいが丁度いい。
intermission   LANコンセントが届かないので、作業を一旦中止する。
LANコンセントが届いたら作業を再開します。
  LANコンセントが届いたので、作業再開!
白いケーブルに CAT6Aコンセント(黄)を付ける。
LANコンセントの取り付けに関しては、
第1弾で説明しているので、詳細は省略する。
LANコンセント(4個目)なので、作業はプロ並みに早い。
 

一応、LANケーブルテスターで配線をチェックする。
順番通り、見事なストレートケーブル(配線)だ。
ケーブル先端が 15m 先でも、親機と子機に分離して、
配線した後でもテスト出来るのは便利だ。
既存の「CAT5E」もテストしてみたが、問題なしだった。
そっちはプロがやったので、当然である。

  LANコンセント既存の白「CAT5E」を下にずらして、
新規追加の黄「CAT6A」を上に取り付ける。
LANコンセントにも格差社会ってのがある。
上と下では、スピードが 10倍違いますからね。
カバープレート(3口)は、ホームセンターで購入済みだ。
前回、慌てて買いに行ったからね。
 

after
左上段:黄「CAT6A」10Gbps 対応!
左下段:白「CAT5E」1000BASE-T
  右:TEL(既存のまま)

黄は、他とは別(高速)って事で判り易い。

  各ケーブルを繋いで最終チェック。OK!
3階にも「CAT6A」が出来た(増えた)のは嬉しい。
「CAT6A」は iMac 専用の LANコンセントとする。
「CAT5E」はその他用の 5ポートハブに繋ぐ。
5ポートハブ(テレビ、レコーダー、Apple TV)です。
これで 3階も 10Gbps Ethernet の準備が出来ました。



さて、3階居間の iMac(Mid 2014)は 1000BASE-T なので、10Gbps は使えません。
最新の iMac(Retina 5K, 27inch, 2019)でも、Ethernet は 1000BASE-T です。
現在、マックで 10Gbps Ethernet なのは「iMac Pro」だけなのだよ。
そこで登場するのが「高速イーサネットアダプター」である。
1Gbps なら 2,000円くらいで買えるアダプターが、10G / 5G / 2.5G は高い。

10Gbps    
QNAP Thunderbolt 3 NAS 10GbE ネットワーク
NBASE-T RJ-45 アダプター

価格:28,522円(amazon.co.jp)
触手:
5Gbps   QNAP USB 3.0 NAS 5GbE ネットワーク
NBASE-T RJ-45 アダプター

価格:14,222円(amazon.co.jp)
触手:
2.5Gbps   Club3D USB 3.2 Gen1 Type A to RJ45 2.5Gb
高速イーサネット アダプター

価格:5,800円(amazon.co.jp)
触手:


1000BASE-T の iMac(Mid 2014)を高速化するには、これらのアダプターを付ければ良い。
ネットギアの 10G(2ポート)は既に埋まっているので、3階の iMac には 5Gのアダプターで十分です。
って言うか 10Gのアダプターは高過ぎて、ちょっと手が出ない。こんなの誰が買うんだ?
安い 10Gbps 対応スイッチングハブが、買えてしまう値段なのだが・・・
1G から 2.5G だと、ちょっと速く成ったくらいにしか感じないので、やはり 5G でしょう。
と言う訳で、QNAP の 5GbE ネットワークアダプターを注文しました。

注意:USB 3.0 じゃない iMac にコレを付けても、USB 2.0(480Mbps)しか出ません。
(iMac が USB 3.0 に成ったのは、Late 2012 以降の様です)

   

QNAP QNA-UC5G1T
https://www.qnap.com/ja-jp/product/qna-uc5g1t

アルミ筐体で、なかなか立派なネットワークアダプターだ。
USB 3.0(5Gbps)を使って、5Gbps を出す訳だね。

  5Gbps「green」で点滅しています。
2.5G / 1G / 100M 接続だと「yellow」の点滅らしい。
iMac の LANケーブルだが「CAT6」だった。
「CAT6」でも 37m 迄なら 10Gbps に使えるらしい。
近々このケーブルも「CAT6A」にしてあげよう。

 

遂に 3階の iMac(Mid 2014)が、5Gbps Ethernet に成りました。うえ〜い!
「3階の 10Gbps Ethernet 計画」改め「3階の 5Gbps Ethernet 計画」ですかね。
Thunderbolt で繋げば 10Gbps Ethernet に成りますけど、10Gポートは 2つしかありませんし、
優先度:iMac Pro > QNAP > iMac(Mid 2014)ですから・・・
3階の iMac も 5Gbps で QNAP に繋がれば、それ迄の 5倍速なので十分でしょう。

   
3階の白いパンドウイットは 5Gポートへ
ネットギアの 5Gポートの一つが、
「yellow」の点滅から「green」の点滅に変わった。   
5Gポートも性能を発揮出来て満足だろう。私も嬉しい。
 
ポート  LANケーブル(行き先)  色  実効 
10G 1. QNAP / SFP+
2. iMac Pro
(黒)
(紫)
10G
10G
5G 3. 3階居間 iMac
4. ファイアウォール
(白)
(赤)
5G
1G
 2.5G  5. 私の部屋の 8ポートハブ
6. 3階情報配電盤
(黄)
(黒)
1G
1G
1G 7. QNAP / RJ45
8. 2階和室の 5ポートハブ
9. 隣の白い QNAP
10. 予備
(赤)
(青)
(白)
 

1G
1G
1G
 


こんなバラバラな配線、プロに頼んだらやってくれませんね。 美しくはありませんが実用的なのです。
まるで、鯉のぼりや上棟式の「吹き流し」って感じです。五色の吹き流しには意味がある。
万物は「木・火・土・金・水」の五つの要素で形成されている。詳しくはググって下さい。
船に五色の旗をたて、海の男が風を切る北島三郎の「まつり」ですよ。

さて、残る 5G / 2.5G の 3ポートは「yellow」のままですが、「yellow」は余裕の証しです。
5G / 2.5Gポートの「yellow」の点滅は遅い。点滅スピードを見ただけでも余裕なのが判る。
1Gポートの「green」は点滅と言うより、常時点灯に近い。見ただけで一所懸命なのが判る。
今回の「3階の 5Gbps Ethernet 計画」に費やした費用は、19,874円+私の人件費(1日)です。
第1弾からのトータルは、77,450円+私の人件費(3日)、3階は予定外だったが 3階もやりたく成ってね。
尚、費用にコンセントのカバープレート(249円)とか、通線用ケーブルなど工具類は含みません。

現在、我が家には 1Gbps のスイッチングハブが 6つある。それを全て 10Gbps 対応にするのは大変だ。
今やるには費用が掛かり過ぎるし、費用対効果も低い。10Gbps 対応機器が安く成るまで待ちましょう。
これ迄の作業で、LANコンセント(7ヶ所)が 7ヶ所 9口に増え、4口が 10Gbps 対応(CAT6A)に成った。
使える 10Gbps(2ヶ所)5Gbps(1ヶ所)、取り敢えず今はその 3ヶ所だけで十分です。
後は、時代が我が家のスピードに追い付いて来るのを待つだけだ。なーんてね。



3階の 10Gbps Ethernet 計画(2019.11.05) 


 マックな出来事に戻る(No.61〜70)