我が家のサブマシン(PowerMac 9600)は、なかなかイケている。 このハードディスクマウンターは、PowerMac 8600/9600/G3 MT の専用マウンターだ。 ケチな私は、ネットオークションを探してみる事にした。 上下の HDD を揃えて取り付ける事も出来たが、 PM9600 には、この「暴れん坊 HDD」が入っている。 さすがに専用マウンターだけあって、バッチリ収まる。
何が?
PM9600 は 1997年製のマックだ。と言う事は 7年前のマシンである。
にもかかわらず、私が言うのも何だが、なかなかの現役バリバリマシンだ。
メインマシン(PowerMac G4)は、いかにも優等生って感じのマシンだが、PM9600 は違う。
スタートキーを押すと唸る。震える。はっきり言って五月蝿い。
だが、悪ガキは悪ガキなりに可愛いものだ・・・
冷却ファン付き拡張HDツインマウンター
「POWER SUPPORT TM-21」
これは 1つのフロントドライブベイに、3.5インチHDD を上下 2段(2台)取り付けられる。
更に HDD の発熱対策の為に、冷却ファンが 2つ装備されているのだ。
標準価格は¥9,800で、ショップに聞いたら『注文になるので実売価格も¥9,800』と言われた。
あった 1つ・・・、しかも新品未使用の品物である。これはゲットするしかあるまい。
そして、めでたく¥4,451 で落札する事が出来た。
¥4,451と言う半端な金額は、他の入札者がバカな金額を入れた為である。
はっきり言って、先日ゲットした無停電電源装置(APC Smart-UPS 1000)よりも高い。
まあ、定価の半値以下で買えたんだから十分だろう・・・
上段:Seagate Cheetah 18XL 9.1GB 10,000rpm 68pin
下段:IBM Ultrastar 18LZX 9.1GB 10,000rpm 68pin
熱対策を考慮して、わざとずらして取り付けてみた。
2つ合わせて 18.2GB の Ultra Wide SCSI と成る。
私が何をしようとしているのか?
RAID(Redundant Areeay of Independent Disks)ソレしか考えられまい。
更に言えば、RAID-0(ストライピング)しかあるまい。
Quantum ATLAS 10K 36.4GB 10,000rpm 80pin
私の自慢の「ATLAS 10K」だ。コレは元々デカい!
PM9600 のドライブベイに 2段重ねなど出来る代物ではない。
PM9600が五月蝿いのは、こいつのせいなのだ。
だが、熱の出る 10,000rpm の SCSI が 3つも重なると、熱対策の方がちょっぴり気にもなる。
メインの PM G4 と違って、こっちの方は余り長時間は使わないので大丈夫だろう。
フロントベゼルを外したままにしてはどうだ? 剥き出しの HDD も悪くないかも。
いやダメだ。美観を損ねてしまう。マックは美しく在らねばならない。
その辺の安い DOS/V機と一緒にされては困る。バキッ!/(>_<;)
・Power Macintosh 9600 / G3 500MHz / 36.4GB+18.2GB(RAID)+4.5GB HDD / 320MB RAM
Monitor:
|
EIZO FlexScan E57T(No.2) |
CPU Card:
|
BUFFALO HG3-PM500 |
Video Card:
|
ATI Xclaim VR 128 (16MB)+Xclaim TV |
Ultra Wide SCSI Card:
|
ATTO Express PCI UL2D(Ultra80) |
Internal UWS HDD:
|
Quantum ATLAS 10K 36.4GB 10,000rpm 80pin |
Internal UWS HDD:
|
Seagate Cheetah 18XL 9.1GB 10,000rpm 68pin |
Internal UWS HDD:
|
IBM Ultrastar 18LZX 9.1GB 10,000rpm 68pin |
Internal HDD:
|
IBM Deskstar 4.5GB 7,200rpm 50pin |
100BASE-TX LAN Card:
|
GREENHOUSE GH-ELM100R |
USB Card:
|
Century PU2 |
Mouse:
|
KENSINGTON ThinkingMouse |
と言う訳で、PM9600 のスペックが以上の様に変わった。
PM9600 をここまでパワーアップしている馬鹿は、他にはいないだろうと自負している。
と言うか、唸る ATLAS 10K を入れているバカは私くらいだろう。
メインマシンの方は余り無茶な事は出来ないが、サブマシンは大いにいじれて楽しい。
我が家の PM9600 は、見た目は普通の PM9600 だが、そんじょそこらの PM9600 とは違うのだ。
まあ、こう言うのを「単なる自己満足」と言うのだろうが・・・
Quantum ATLAS 10K
36.4GB 10,000rpm 80pin |
Seagate+IBM [RAID-0]
18.2GB 10,000rpm 68pin |
IBM Deskstar
4.5GB 7,200rpm 50pin |
|
データ転送レート |
80MB/秒
|
80MB/秒
|
20MB/秒
|
シーケンシャルリード |
46,856 KB/秒
|
60,555 KB/秒
|
8,564 KB/秒
|
シーケンシャルライト |
32,470 KB/秒
|
35,307 KB/秒
|
9,600 KB/秒
|
トランザクションリード |
2,551 回/秒
|
1,042 回/秒
|
2,331 回/秒
|
トランザクションライト |
1,360 回/秒
|
2,336 回/秒
|
2,832 回/秒
|
平均シークタイム |
9.11 ms
|
11.51 ms
|
12.81 ms
|
参考までに、ベンチテストの結果は以上の様になる。
ATLAS 10K の結果がイマイチだ。それでも老体にむち打って頑張った結果なのだろう。
RAID-0(ストライピング)が期待した程の結果ではなかったが、ATLAS 10K より速いので許そう。
標準の内蔵 SCSI に関しては、予想通りの桁違いのテスト結果だった。
とは言う物の、7年前のマックとしては、結構イケてるんじゃないだろうか・・・
The Computer for the rest of us
(専門家以外のためのコンピュータ)
PowerMac 9600 武装化計画 2004(2004.02.29)