下地(柱・土台・桁)は大工さん製作の様だ。 貫の上下・中間に間渡し竹(横)を差し込む。 |
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間渡し竹(縦)を差し込み、貫に釘打ちする。 間渡し竹は、割り竹でなく細い竹を使った。 |
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木舞竹(縦)を縄で間渡し竹に巻き付ける。 巻く縄の事を「掻き縄」と言う。 |
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木舞竹(横)を縄で間渡し竹に巻き付ける。 | ||
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木舞掻き完了! | |
荒壁を付ける。 荒壁は、粘土混じりの土にワラを入れた物だ。 |
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流石はプロ、アッと言う間だ。 | ||
裏側 木舞からはみ出た土は鏝で潰す。 |
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貫伏せ(貫部分のヒビ割れ防止) 正式には麻布を貼り付ける様だが、 今回は、ワラを使って簡略化しています。 |
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裏返しを塗る。 土壁は、荒壁と裏返しで一体の壁に成る。 |
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荒壁完成! |
この後、中塗り・仕上げと言った工程に成るが、残念ながら実技講習はここ迄で終了!
仕上げるには、中塗りでちり切れ防止の「のれん」とか「ひげこ」を打って塗り込む。
塗り壁で大事なのは「中塗り」だな。下地さえ良ければ、仕上げはどうにでも成る。
以上「荒壁木舞かき実技講習」だった訳だが、荒壁に興味を持って頂けたかな?
荒壁(本物の土壁)に興味のある方は、お近くの左官屋さんへどうぞ・・・
荒壁木舞かき実技講習会(2008.02.21)