伊藤左官店「震災復興の旅」2016



先々週(3月21〜22日)一泊二日で宮城県南三陸町に行って来た。伊藤左官店の「震災復興の旅」です。
今の時期は左官仕事も暇だし、雪片付けもする必要がない。じゃあ旅行にでも行くか?と成った。
サラッと報告するつもりが、写真を選んでいたら 20枚以上に成ったので、別ページを作りました。
所が、月末締めの纏めやらヤボ用やら何やらで、報告が遅く成ってしまいました。


2016.03.21(月)往路


一日目の旅程 
7:40   伊藤左官店 出発
9:00   ニッカウヰスキー仙台工場 見学(1時間)
10:50   塩釜マリンゲート(松島遊覧船、乗船時間:50分)
12:00   松島観光物産館(昼食)
13:30   国宝「瑞巌寺」見学(1時間)
15:30   柳津虚空蔵尊(やないづこくぞうそん)参拝(30分)
16:30   南三陸 ホテル観洋 到着

往路:見学も何もしないと、175km(3時間48分)の距離です。

 

   
ニッカウヰスキー仙台工場(宮城県仙台市)
見学は 9時からなので、それに合わせて・・・
工場の前は何度も通ったが、見学は初めてだ。
  蒸溜棟内部(単式蒸溜器)
他に「カフェ式連続式蒸溜器」の蒸溜棟もあるが、
そっちは見学コースに入っていない。
  貯蔵庫内部
当然だが貯蔵庫は何棟もある。20棟くらい?
  ゲストホール内部
見学コースの最後で、試飲・販売をしている所だ。
見せて、飲ませて、買わせる。って感じだね。
no image   ニッカウヰスキー仙台工場は、なかなか面白かった。  
だからと言って、何度も来たいとは思いません。
ニッカウヰスキーの後は、塩釜へ向かう。
  塩釜マリンゲート(宮城県塩竈市)
この船の名は「あすか」だったと思う。

 

  
遊覧コース一覧

マリンゲート塩釜から松島までは、赤の「芭蕉コース」で遊覧船(乗船時間:50分)に乗る。

参照:丸文松島汽船株式会社

 

   
太平洋(松島湾)の荒波・・・
船のスクリュー波です。
  松島観光物産館(宮城県宮城郡松島町)にて昼食
歓迎 伊藤左官店、何となく気分がイイね。
食事の席は、一般客と違う団体客の席でガラガラだった。
そして、肝心の食事を撮るのを忘れた。
  食事の後は、国宝「瑞巌寺」の見学
表門から参道、中門の手前まで津波が来たらしい。
参道は震災復旧工事中で通れず、迂回路を通って入る。
  震災復旧工事中の参道
高低差の関係で、津波が来たのはここ迄で、
本堂・書院・庫裡は、津波の被害を免れました。
  臨済宗妙心寺派 青龍山 瑞巌寺(国宝)
本堂は、平成の大修理中で平成 30年3月まで見れない。
この庫裡と大書院(仮本堂)だけ見て来た。
時間の関係で、青龍殿(宝物館)は次回って事で・・・
  五大堂(重要文化財)
集合時間まで時間があったので、松島の五大堂を見た。
松島には何度か来たが、五大堂は初めて見た。
 

柳津虚空蔵尊(宮城県登米市)
「やないづこくぞうそん」と読む。
南三陸に行く途中で、柳津虚空蔵尊を参拝した。
個人的にはトイレ休憩&タバコ休憩だった。

 

南三陸 ホテル観洋(宮城県本吉郡南三陸町)
http://www.mkanyo.jp

玄関に歓迎 伊藤左官店、何となく気分がイイね。

  部屋(No.1024)からの眺め・・・
  カモメ?ウミネコ?
餌を求めて窓の近くに寄って来る。
だが、決して餌を与えてはいけません。
ヒント:カモメは足が黒で、ウミネコは足が黄色です。
  ウミネコと会話する伊藤富夫さん
会話は構いませんが、餌は与えないで下さい。
絶対に餌を与えない様に!と釘を刺した。
  宴会「アワビの踊り焼きコース」
  これが「アワビの踊り焼き」で、物凄く旨かった。
アワビと言えば硬いイメージだが、これは柔らかい。  
生まれて初めて、柔らかいアワビを食べた気がする。

 

宴会の後は部屋で二次会・・・、何となく外に飲みに出る気分じゃなかった。
部屋で飲んでいるうちに、私は寝てしまったらしい。少し五月蝿いイビキもかいていたそうだ。
私のイビキが、コンパス会の三浦さんや寺ちゃんレベルなら、部屋で二次会は無理だったでしょう。




2016.03.22(火)帰路


二日目の旅程 
8:30   南三陸 ホテル観洋 出発
8:40   志津川防災対策庁舎 通過見学
10:00   陸前高田「奇跡の一本松」見学(50分)
11:30   気仙沼 海の市(昼食)
14:30   一関 厳美渓・サハラパーク 見学(1時間)     
16:00   岩出山 あら伊達な道の駅(15分)
17:30   伊藤左官店 到着

帰路:見学も何もしないと、252km(5時間32分)の距離です。

 

   
朝(5時35分)
朝日が綺麗だから見ろと、職人さんに起こされた。
日本海側では「海に沈む夕日」は見れるが、
こんな「海から上る朝日」は見られない。
太平洋側でしか見れない光景である。合掌!
no image  

朝風呂に入り、朝食を食べ、帰り支度をする。
ロビーでお土産を買って、サッサと帰りましょう。

陸前高田の「奇跡の一本松」を見学に行く途中で、
「志津川防災対策庁舎」の前を通過したのだが、
盛土が高くて殆ど見えなかった。残念!
前に来た時とは、地形が激変していた。

  陸前高田に到着
何なのだ、この盛土造成工事は・・・、丘か?
山を削って、巨大ベルトコンベアで運んだ姿がコレだ。
10m くらい嵩上げしている感じ・・・
  巨大ベルトコンベアの一部
記念に残すとか残さないとか・・・
陸前高田市で維持管理出来るなら、残してもイイんじゃね?
  奇跡の一本松(岩手県陸前高田市)
だが、この松は生きてはいない。防潮堤で海も見えない。
単なる monument(記念碑)では、有り難た味に欠ける。
  2012年8月15日(3年7ヶ月前)
この頃は、松が未だ生きていた。防潮堤も無かった。
津波に耐えた松として、奇跡のパワーを感じた。
 

気仙沼 海の市(宮城県気仙沼市)にて昼食
この青い看板の所まで、津波が来たらしい。
これは逃げても、逃げ切れなかったでしょう。
食事とお土産の買い物を済ませたら、一関に向かう。

  厳美渓(岩手県一関市)
何かが素晴らしいのだろう。岩か?川か?
私にはピンと来なかった。
  厳美渓の名物「空飛ぶだんご」
休憩所と対岸のだんご屋がワイヤーで繋がれている。
籠に 500円を入れて板を叩くと、だんごとお茶が届く。
台湾人の観光客が大喜びだった。(動画参照)

 

    
空飛ぶだんご

 

厳美渓では近くの「サハラパーク」と言うガラス工房も見学した。時間は午後 3時、そろそろ帰りましょう。
帰り道、あら伊達な道の駅(宮城県大崎市)が最後の休憩場所で、そこで最後のお土産を買う。
私は基本的にお土産を買わないのだが、気仙沼で「フカヒレラーメン」だけは買った。
一泊二日の旅行はあっという間だったが、想像していたよりも意外に楽しかった。
帰り道のすっかり静かなバスの中で、私は残ったビールをちびりちびりと飲む。
暇な時期は、こうして小旅行するのもイイなと思った。以上、伊藤左官店の「震災復興の旅」でした。



伊藤左官店「震災復興の旅」2016(2016.04.02) 


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