JBL & ONKYO





JBL CONTROL 1

私の部屋には、JBL の「CONTROL 1」と言う小さなスピーカーがある。
部屋の模様替えをするまで、ステレオのサラウンドスピーカーとして使っていた物だ。
マックに向かって、後ろの壁の天井近くに、専用ブラケットで固定してある。
模様替えで、ステレオが隣の部屋に行って以来、音を鳴らした事が無い。
スピーカーの配線は、空配管でマックがある方の壁に出している。
折角の JBL を使わないのは勿体ないので、iTunes の音楽をソレで聴こうと考えてみた。
だが、ソレで音を出すには増幅装置(アンプ)が必要である。
中古で、安くて、小さいアンプを買う事にしよう。

それとは関係ないが、私の部屋の天井廻り縁は、サンメントや石膏型抜きではない。
漆喰で蛇腹を引いている。天井は漆喰仕上げで、中心飾り(300φ+ 900φ+ 1200角)もある。
高級住宅でも滅多に出来ない仕上げだが、親父さんがコツコツやってくれた。
友達が遊びに来ても、その価値が判る人間は 2・3人しかいない。実に悲しい事だ。



ONKYO INTEC CR-185LTD
¥6,000(中古)
※リモコン、取扱説明書、元箱付き

アンプだけで良かったのだが、これは AM/FM チューナーと CD も付いている。
そのうち iPod を買ったら、FM で音を飛ばして聴く事も出来るのでチューナー付きにした。
音源は、基本的には iTunes なので、CD はオマケって感じである。
考えてみると「ONKYO」のオーディオ製品は、我が家ではコレが初めてだったりする。

出品者のコメントに依ると、お店か何かの BGM としてコレでラジオを流していたらしい。
CD は殆ど使った事がなく、CD 部はジャンク扱いとの事だった。
リモコン、取扱説明書、元箱付きと言う事は、ワンオーナーで大事に使われていた物だろう。
殆ど使った事がないと言う CD だが、たぶん使えるだろうと私は見た。
CD のピックアップは、殆どが SONY 製なので 5年も経つと「ソニータイマー」で壊れる。
CD も使えたら儲け物だと思い、希望落札価格(¥6,000)を入れて落札した。

届いたアンプが上の「CR-185LTD」である。
始め、CD トレイが開かなかった。CD は殆ど使ってないとあったからな・・・
オープン/クローズボタンを、何度もポチポチとやっていたらトレイが開いた。
開いたはイイが、今度はトレイが閉まらなくなってしまった。
一旦は閉まるのだが、直ぐに勝手にトレイが出て来るのだ。
その情けない状態が、上の画像である。トレイの閉まらないアンプ・・・_| ̄|○

トレイの開閉を 30回くらいポチポチ繰り返すと、何とか閉まる。
直ったかと思ってトレイを開くと、また閉まらなく成ってしまう。
そして、また 30回くらいポチポチを繰り返すと、やっと閉まるって感じだ。
その状況を、出品者にメールで問い合わせてみたが、そんな現象は無かったとの事だった。
商品の説明に、CD 部はジャンク扱いで、落札後はノークレーム・ノーリターンともあった。
これは上手く騙されたかな?
トレイが閉まらないのが判っていれば、この商品は買わなかっただろう。
CD 部はジャンク扱いと言うよりジャンクだし、総合的に見てこの商品はジャンク品だろう。
¥1,000 程度のジャンク品を、私は¥6,000 も出して買ったと言う感じだ。
これ迄、何度かネットオークションで取引きをしたが、初めて不満の残る商品である。
まあ、CD は諦める事にして、とっととセッティングを済ませてしまおう。



セッティング完了

テレビの VHFアンテナは、FMアンテナとしても使える。周波数帯が近いのだ。
テレビコンセントから、同軸ケーブルでアンプの所まで持って来て、
同軸の芯と外側の巻き線を、75オーム(同軸アンテナ)の方に配線する。
昔、フィーダー線を加工して FM室内アンテナ(300オーム)を作った事があるが、
テレビ(VHF)のアンテナを使った方が、電波はクリアに受信出来るのだ。

FM の専用アンテナでなくても、それなりの VHF 屋外アンテナであれば、
室内用のフィーダーアンテナとは比較に成らない、安定したクリアな FM電波を受信出来る。
だが、TV局と FM局の方向が違えば、もちろん話しは別である。
FM山形はクリアなステレオで受信出来るが、方向が違う FM仙台の受信は無理だ。
VHFアンテナを代用する裏技は、ステレオに興味のある人であれば一般常識とも言える。

FMアンテナ(IN)、マックから LINE(IN)、スピーカーの L/R(OUT)、それと電源。
TAPE や MD の IN/OUT は使わないので、アンプの後ろは実にシンプルな配線である。
CD トレイの右側のボタンを押すと、トレイが閉まらなくなるので要注意だが・・・
間違ってトレイを出す度に、出品者(h_midship2)の事を思い出すだろう。
私に呪い殺されない事を祈る。南無阿弥陀仏・・・



マック机はこんな感じ・・・

まるで、このスペースに納める為に設計されたアンプの様だ。なんてね・・・
JBL の「CONTROL 1」は、サラウンドスピーカーとしてしか使っていなかったが、
今回、真面目に音を出してみたら、なかなかイイ音が出るので妙に感動した。
パソコンのスピーカー(Roland MA-4)の音も、悪くはないと思っていたのだが、
聴き比べると、低音から高音まで全ての音域で JBL の方が上だと判る。
木村カエラを聴いても違いは判らないが、カーペンターズを聴けば違いは誰でも判る。
決定的な違いは、音の透明感だな。だが、それはスピーカーと言うよりもアンプの差だろう。

机の Roland の音を押えて、後ろの JBL の音を適度に上げると、これがなかなかイイ感じだ。
後ろにメインスピーカーが有ると言うのは、カーステレオ以来?って感じである。
音量を上げても余り苦に成らないし、今まで聴こえなかった音が聴こえるのも嬉しい。
これ迄、何と薄ペッタラな音を聴いていたんだろう・・・、とさえ思う。
4つのスピーカーの音に「包まれる」って感じで、なかなか素敵な音場空間に成った。

さて、パソコンの外部スピーカーとして、JBL を ONKYO で鳴らしているバカはいるだろうか?
世間には他にもバカはいるだろう。だが、この辺じゃ私くらいだろう。ムフフフ・・・
パソコンの外部スピーカーとしては無駄かもしれないが、iTunes 再生用としては納得の音だ。
高品位な音で BGM を流したい方は、是非お試しあれ・・・



JBL & ONKYO(2005.05.07) 


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