JBL control 1 のエッジ交換




   
JBL control 1

http://www.harman-japan.co.jp/product/jblhome/control1xt.html


私はマック用の外部スピーカーに「Creative GigaWorks T20」を使っているのだが、
もう一つ、小さいアンプ(ONKYO INTEC CR-185LTD)を通して、JBL control 1 も鳴らしている。
普段、マックを使う時は Creative のスピーカーのみだが、音楽やビデオ鑑賞の時は JBL control 1 も鳴らす。
昔、部屋にステレオを置いていた頃のリア・サラウンド用スピーカーに、17〜18年前に買った物だ。
それが最近、音がビビる様に成った。どうしたんだ?と思ってネットを外して見たらビックリ!
スピーカーのエッジがボロボロに成っていたのだ。なるほど、これでは音もビビる訳である。

JBL control 1 の代わりに、昔フロント・サラウンド用に使っていた「YAMAHA NS-E200」を使ってみた。
だが、JBL control 1 に比べると明らかに音が悪い。中・低音の弱いスカスカの音なのだ。
JBL control 1 の専用ブラケットもある事だし、やっぱり JBL control 1 を買い直すしかあるまい。
FOSTEX とか BOSE のスピーカーも使ってみたい。という気持ちもあったのだが・・・
オークションで中古の JBL control 1 を買う事も考えたが、中古だとエッジが切れるのも時間の問題だろう。
ネットで安い JBL control 1(新品)を探していると、JBL control 1 のエッジ交換という記事を見付けた。
スピーカーの補修用パーツを買って、自分でエッジを交換するという記事だ。

新品の JBL control 1 を買うと¥17,500 だが、交換パーツならエッジ 2枚と専用ボンドで¥4,200 で済む。
これはエッジ交換パーツを買って、自分でエッジ交換をするしかあるまい・・・
スピーカーのエッジ交換に興味のある方は、下記サイトをご覧になってお探し下さい。
因に、JBL control 1 用の交換エッジ(A49)は 1枚¥1,900 で、専用ボンドは¥400です。

FUNTEQ http://www.funteq.com/



   
さて、これがエッジの切れた JBL control 1 だ。
右の方は、エッジが取れて穴が空いている状態だ。
これでは JBL の音は出ない。
先ずは 6ヶ所のネジを六角レンチで外す。
エンクロージャーとバッフルはボンド付けされているので、
溝に指を掛けて、力ずくで外さないと外れない。
これに大変苦労した。指が痛く成った。
バッフルを外したら、配線の位置を忘れない様に・・・
指先が真っ赤ですね。それだけ苦労したんです。
中には吸音材がこんな感じで適当に入っている。
JBL にしては、やっつけ仕事だな・・・
バッフルからスピーカーユニットを外す。
正面のネジをプラスドライバーで外すのだが、
内側の六角ナットをペンチで抑えないと空回りする。
まあ、やってみれば判ります。
ユニットのガスケットを外す。簡単に取れる。
ここからの作業は、下に新聞紙を敷いた方が良い。
エッジを取る際にカスだらけに成るからだ。
ボロボロのエッジは、コーン紙から簡単に取れた。
フレームに残ったエッジも綺麗に取り除く。
凹凸が無い状態であれば、多少は残っても構わない様だ。
私はマイナスドライバーを使って取り除いた。
コーン紙の裏側のエッジも剥がす。と言うか削る。
2・3周回ると、割と綺麗にエッジが取れる。
この時に、コーン紙を破らない様に注意しましょう。
ボロボロのエッジの除去完了!
ご覧の様にエッジのカスが出ます。
綺麗に取れば取るほど、カスが出る訳ですよ・・・
交換エッジ&ボンドセット(合計¥4,200)
エッジ 2枚と専用ボンドに、筆と交換説明書まで付いている。
なかなか親切なセット内容だ。
ボンドを塗る前に、エッジを仮に嵌めてみた。
なかなかイイ感じなんじゃないか?
コーン紙の裏側にボンドを塗る。
エッジはコーン紙に「裏貼り」なのだ。
専用ボンドらしいが、明らかに普通の木工用ボンドである。
いわゆる「酢酸ビニル系ボンド」の様だ。
何故なら、匂いも色も木工用ボンドその物だからだ。
正面からコーン紙の外周部にもボンドを塗る。
セットに付属の「筆」は何処で使うんだろう? 
エッジの内周をコーン紙に裏貼りする。
更にエッジの外周をめくって、フレームにもボンドを塗る。
コーン紙とエッジ、エッジとフレームの接着完了!
余分なボンドは、ティッシュで拭き取った方がイイね。
ボンドが乾く前に、スピーカーのセンターを確認する。
コーン紙を押して「摺れ」が無ければ良い。
摺れる音がしたら、摺れない位置に微調整が必要だ。
当たり前だが重要な確認作業である。
No Image
1つ目のエッジ交換を終え、2つ目のエッジ交換も終えた頃、
1つ目のボンドの乾きがイイ感じに成っている。
逆の工程で、1つ目のスピーカーを組立てる。
引き続き、2つ目のスピーカーも組立てる。
JBL control 1 のエッジ交換、完了!
我ながら「完璧」な仕事であ〜る。
作業時間は、説明書を見て写真を撮りながら 3時間くらい。
次回は 1時間くらいでエッジ交換を出来るだろう。



さて、後はボンドが乾けば音が出せる。説明書には「数時間で使用出来る」と書いてあった。
数時間? 4〜5時間? 数時間って何時間なんだ? 早く音を聴きたい。鳴らしてみたい・・・
ダメだ・・・、我慢出来ずに作業終了 1時間で、優しく小さい音を出してみた。
鳴るじゃないか、嬉しいー! 普通に音を出してみた。全然大丈夫じゃないか、ヤッター!

以上、JBL control 1 のエッジ交換な訳だが、やってみれば意外に簡単だったという報告であ〜る。
今日は大人しく音を出すのを我慢して、明日、大音量を出して最終チェックをしてみようと思う。
スピーカーのエッジがボロボロに成ってお困りの方は、エッジ交換にチャレンジしてみては如何かな?
僅かな補修パーツ代と半日の手間で、貴方の大切なスピーカーが蘇ります。



JBL control 1 のエッジ交換(2009.04.18)


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