’04秋(9月15日)

 予想もしてなかったルーク君の悲報を聞いて、しばらく日記をアップする気にもなれない日々が続いていました。気を取り直して、ルーク君の分まで更新を頑張る事にします。

 9月も半ばですね〜。どんどん秋は深まる予感。県立医療短大と県立中央病院の広大な敷地を一般解放していて、とてもいい散歩が出来ると聞いて、早速ワグナーを連れて行って来ました。市内のワンコ飼いは結構みんな知ってたらしいのです。本当にたくさんのワンコが来ていて、ワグナーも久し振りに楽しかったようです。

 実は先日の日曜の朝の散歩での事です。ハッと気が付くとワグナーがヘビをくわえているではありませんか。ワグナーの口からはみ出たヘビがうねっているのです。「ウワッ!離せ!」と朝っぱらから大声を上げ、リードでショックを入れると60cm位の細みのヘビがバタっと落ちて、うねうねと道路の端まで逃げて行きました。
いや〜、咄嗟に大声を上げちゃって恥ずかしいやら気持ち悪いやら。お前、あんなものカミカミするなよ〜。同時に毒ヘビではなかったのか心配になりました。ワグナーの口のあたりを見てみましたが、ヘビの反撃で噛まれたような痕はないようでしたが、やっぱり心配。
自宅に帰ると直ぐにネットでさっき見たヘビを検索してみたのですが、それらしきヘビは見付かりません。毒のない縞ヘビのようでもあり、まむしではなさそうですが毒を持つヤマガカシにも似ていた様な・・・。首のあたりに赤い点々があったのですが、そんなヘビはネットでは捜せなかったのです。ワグナーのその日一日を注意して見ていましたが、何も変わった素振りもなかったので、毒ヘビに噛まれたって事はなさそうだなと胸を撫で下ろしたのでありました。

 そして昨日、「あのね、角の床屋さんの奥さんが夕方の散歩の時に寄って来てくれてね・・・、」とママ。床屋の奥さん、開口一番「ワグナー君大丈夫だった?」。何でも大声がしたので外を見てみると、わたしとワグナーの姿が見えたらしく、その時ピンと来たらしいんです。時々、ヘビが出るらしいんです。わたしとワグナーが去った後に、ヘビ捕り器を持ってご主人が捕まえたらしいのです。(注:ヘビ捕り器=長い棒の先にヒモをチョーク・リードのようにして手許のヒモを引くと棒の先のヒモが閉まるやつ)そんな道具を持っている事自体が驚きなんですが。何せ捕まえてみてワグナーを心配してたらしいんです。
そうなんです、毒を持つヤマガカシだったのです。ヤマガカシは奥歯に毒を持ち、ちょっと噛まれたくらいでは大丈夫なのですが、ガバッと噛み付かれた時には奥歯の毒が全身に回って死ぬ事もあるとか。ひぇ〜!あの時のワグナーの口からうねるヘビも気持ち悪かったけど、ヤマガカシだと知ってまたゾゾッ。
 床屋の奥さん曰く、あの後もまた一匹出たらしいのですが、そのヤマガカシはヘビ捕り器を近付けると大口を開いて飛び掛かって来たらしく、「ワグナー君の時のは気の荒くないやつで良かったね〜。」と言ってたそうですが、ワグナーにカミカミされて弱ってたから素直に捕まえられたんじゃないのかな〜?

 ここ山形県では熊の出没が発見されたのが去年は27件、今年は倍以上の56件となっていると新聞に出ていましたが、ヘビに関してもそうなんじゃないのかな〜?ここに移り住んで11年になるけど、一昨年の秋に一匹見掛けただけだったのに、今年に入って3回も見てるんです。そのうち1回は、この事件。異常気象の関係かな〜?
夜寝る前(12時前後)にシッコ散歩をするんだけど、あれ以来夜中の道にヘビがいたりするんじゃないかと目を凝らしながらの散歩になっています。クワバラクワバラ。

 気持ちの悪い話しはこれくらいにして、県立中央病院の解放された敷地内で出会ったワンコ達との写真を載せておきます。


wagner's room