秋です(10月10日)

○オネエが帰って来た

 9月の末、27日から30日までのほんの短い間だったけど、オネエが帰って来ました。試験休みだとか言ってたけど、成人式の着物の撮影の為に帰って来たみたい。ワグママと2人で何やらゴソゴソやっていました。
当然、ワグナーはオネエにベッタリ。オネエも「ワグナー臭い」と言いながら写真の様子。多分、ワグナーのニオイ・フェチになってる・・・ヒヒヒッ。
バニは匂いの少ない犬種だとは思うけど、オネエが自宅に入った瞬間、ワンコの匂いがしたそうで、ワンコを飼ってない人等はきっと敏感に分るんでしょうね〜。
 今回も、恒例の父娘の深夜のミーティングも開催されました。オネエが幼稚園の頃から大学に行くまではちょくちょく出来たけど、久し振りのミーティングでした。昔から大人の話しの出来る子だった。大学に行く前から「手放す子」と覚悟を決めてたから寂しくはないけど、100%本音で話せる子がいるって事は幸せかも。残念ながら、ガキンチョはその粋ではない。男の子が一丁前に成るには、まだまだ時間が掛かるのかな〜と、自分を顧みながら思うのであります。
ワグナーも、眠い目をして父娘のミーティングの最後まで付き合っていました。ママはとっくに寝たのにね。時刻は午前2時半、明日も仕事だってのに・・・、でも不思議と翌朝の寝覚めは良かった。

○まるちゃん

 先日から行き始めた県立中央病院と医療短大の間の公園で子バニちゃん発見!ワグナーも同犬種と分かったのか、大はしゃぎで近付きます。リードを持ったこっちは転びそうだった。(^_^;)
8ヶ月のまるちゃん、パパ&ママと公園デビューの日だったのです。ペットショップにいたせいか、社交的でワグナーとも直ぐにうちとけていました。ワグナーに遊んで欲しくて、いろいろとちょっかい出す様が可愛い。(笑)
サリーちゃんと同じくらいの生まれだし、きっとサリーちゃんともいい友達になれそう。やっぱり男の子、やんちゃ坊主って感じのまるちゃんでした。元気でいい!ワグナーのちっちゃい頃を思い出すな〜。

○ワグママの病院脱走事件

 オネエが上京した30日の夜、9時前くらいからお腹の調子が悪いという事で、2階にあるオネエの部屋で先に休んでいたワグママ。12時頃になってワグナーと2階の寝室に行くとオネエの部屋から「パパ〜・・・」と、か細い声が聞こえて来ました。
ありゃりゃ、大した事なさそうだと思ってたけど、相当苦しいのかな?と、オネエの部屋に行ってみると、「病院に連れて行って〜・・・」とワグママ。
こりゃいかん、我が家から3〜400mの所にある総合病院に電話で連絡を取り、「じゃあ今から連れて伺います。」

 病院に着くと、夜間診察室まで車椅子でワグママを運び入れたのでした。歩けない程、調子が悪かったんです。「前にカテーテルやって異常なかったし、心臓ではないみたいですね〜。急性の胃腸炎だと思うのですが。」と、宿直のお医者さん。掛かり付けの病院が近いってのは面倒がないものです。診察カード一枚で、病歴が直ぐに分かっちゃう。救急診療では詳しくは分らないので、その夜は入院となりました。


「何を持ってくればいい?」今だから言えるけど、我ながら困ったものです。前回、心臓検査で入院した時は、自分の持ち物を用意して入院してくれたから良かったけど、今回は急患で入院だし。家の中のどこに何があるのか知らないし・・・は〜っ、これから真夜中に家中ガサゴソと捜し回らなくちゃ・・・(^_^;) 主婦の皆さん、旦那を残して入院しないようにね。

 結局、ワグママは急性胃腸炎という事で入院となったのですが・・・。朝と夜にワグママを見舞っていたのですが、その折、「ワグナーはどうしてる?朝の散歩の時に病院に連れて来てくんない?」と、ワグママ。気持ちは分るけど病室は5階だし、病院にワグナーを連れて来る訳にもいかないしね〜。分かってて聞くワグママなのです。
ワグナーも外でガサッと音がすれば、台所に駆け足してジッとお座りして「ママかな〜?ママどこ行ったのかな〜?早く帰って来ないかな〜?」2階の階段をジッと見つめては「ママ下りて来ないかな〜?2階にはいないのかな〜?」といった様子。そんな話しを聞いてか・・・。
以下、入院3日目の夕方、とうとう大脱走を決行した大罪人の話し。

 その日は雨の降る肌寒い日でした。時は夕方の5時頃、ワグナーに逢いたくて逢いたくて居ても立ってもいられなくなった病人。今日の点滴も終わったし、看護婦さんもこの時間は来ないし・・・。肌寒い雨の中、傘もささずに、近いとはいえ3〜400mはある自宅までの道程を、しかも絶食中でフラフラするはずなのに駆け足で、ワグナーに逢いたい一心で。は〜っ、バカ!
自宅に着いて、玄関のドアは勿論、勝手口も鍵が掛かっていたそうです。(当たり前だ、バカ。)家の回りをウロウロすると、庭側にあるリビングの窓が開いていた。窓の高さは1mちょっと。エイッとばかりに必死でよじ登り、カーテンの間から青白い顔を出すフラフラの病人でありました。
その間、まったく吠えなかったワグナーだったそうです。ママが来た事が分かって吠えなかったのか、ドロボーさんが来ても吠えない、番犬にならないワグナーなのか、真偽の程はワグナーと今度来るかもしれないドロボーさんにしか分りません。

「ワ〜グナ〜♪」全身ナデナデ・・・シッポ・ブンブン♪

しかして、ワグナーとの暫しの逢瀬を果たした病人は、またも肌寒い雨に打たれながら傘もささずに3〜400mの道程をフラフラしながら小走りに、看護婦さんに見付からぬようコソコソと病室のベッドの上に舞い戻ったのであります。った〜く、バ〜カ!

wagner's room