復活しました(8月22日)

 ロビンは家の中では後ろ足はそのまま、前足だけのいざり歩きをしていましたが、外でしか排便をしなくなってたから排便の為の散歩に連れ出すと、後ろ足も使って小走りに歩くのは良いのですが、気が動転してるのか兎に角速い。何かにせき立てられられているかのようにタタタタッ。4〜5歩走ると、いきなり右に左に身体を丸めて傷口を舐めようとするし、そのせいで左右の後ろ足の同じ部分が裂傷になったりしていました。

 術後2日目に、ハンサム先生に電話。「傷口を舐めようとして思いっきり左右に身体をよじってるし、尋常ではないよじり方で、排尿はするんですが排便がないのが心配なんです。胃や腸のねん転なんて事はないですよね?」その後、ロビンの現状を質疑応答で聞いた先生は、「ねん転の場合は食事もしなくなるし、それこそ尋常ではない状態になるから、それは大丈夫でしょう。」との事でした。ただ、手術の為に脱毛したあたりが炎症を起こして来たので「連れて来て下さい。」という事になり翌日またハンサム先生の所へ行く事になりました。
エリザベスカラーをしているにも関わらず思いきり身体をよじって傷口を舐めようとするから、エリザベスの先端が傷口あたりを直撃したり、飛んだ唾液の飛沫が付着したせいもあって、傷口の回りが炎症を起こしていたのです。

 術後3日目の朝、排便の為の散歩(家の回り1ブロック程度)で、術後始めての排便。ゲル状ではないものの、つかめない程度の緩いものでした。そのままハンサム先生のところに行って状況を話すと、「抗生物質の飲み薬は止めましょう。ビフィズス菌も殺しちゃうから便が緩くなるんです。ロビン君の腸には効き過ぎたようですね。」と、首に抗生物質の注射。
更に、「エリザベスカラーが苦痛だとすると、ペット用のおむつパットをあてられたらどうですか。」と助言を頂き、早速おむつパットを買って来てロビンに装着。カラーを取り去ったのが余程良かったのか、おむつに変えた途端に、グースカ、寝るは寝るは。夜、寝れなかったのが分かります。

 術後の一週間は、傷口と炎症の2重の処理をしなければいけなくて、ロビンを相手にワグママとタッグを組んでの格闘の毎日でした。訳も分からんガキンチョ・ロビンは、傷の処理をしてやってるのに暴れる暴れる。まだ私達をリーダーと認識してないのが明白って事ですね。
ワグママは傷口の事が気に成って、(ガキンチョ君は何をやらかすか分からないので)リビングのフローリングで10日間、毎晩ロビンの添い寝をしていました。何せ、おむつパッドに切り替えたは良いのですが、今度はおむつをバリバリ破いて傷口を舐めようとするから夜中も気が抜けないのです。

 散歩の時は排便・排尿の為に、おむつパッドを取り去りエリザベスカラーに変え、散歩から帰って来るとカラーからパッドに。この作業がまた一苦労でした。まったく、このガキンチョ・ロビンは!(ーー;)

 術後一週間して、ハンサム先生の所に連れて行くと、状況を聞いた先生は笑いながら「去勢手術そのものは大した手術でもないし、他の子は術後のダメージもほとんどない子が多いんですけどね。」悪戯好きの悪ガキのくせに、精神的にも、皮膚も、内蔵も、結構デリケートなロビンなのであります。
炎症を起こしてはいたけど、「傷口の糸が吊れてますね〜。抜糸してしまいましょう。」と、予定通り一週間目の抜糸になりました。
傷口は大丈夫かいな?と多少心配ではありましたが、ハンサム先生の正解でした。抜糸してから室内でのいざり歩きもなくなり、エリザベスカラーなしで傷口を舐めようとする事もなく普通に散歩も出来るようになったロビンです。術後11日目にはママも添い寝で板の間に寝なくて良くなりました。

 そして、2日程前、首に何やらシコリがあるのを発見。今日またまたハンサム先生の所に行って来たんですが、抗生物質の注射が原因で、その皮膚内部に炎症を起こしたらしい事が分かりました。注射して2週間くらいしてから炎症のシコリが出て来るらしいんです。組織を取って検査してもらいましたが「悪性の腫瘍もないから大丈夫ですよ。」ホッ。一安心。このシコリってのがやっかいなシロモノって事はワグナーの時に経験済みだから多少心配してたんですけどね。原因が分かって先ずは良かった。

 でもね、困った事が1つ。散歩から帰って、玄関で足を拭いて、「ヨシ、イイゾ!」の言葉と同時にリビングに走るロビンが、例のショードッグ・ウォーキングでタタタタッって軽快な足取りで玄関に戻って来ます。その口には、散歩の前にテーブルの上に置き忘れた100円ライター。また悪戯が復活しちゃったんです。ハ〜ッ・・・。

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