俺の!(2月18日)

 ワグナーも2才を過ぎ(2才3ヶ月)何だかやけに人間らしくなって来た感じのする
今日この頃なのです。
人間らしくなって来たというのか人間の言葉の理解が進んで来たというのか分りません
が、今朝もこんな事がありました。

朝、わたしが2階の寝室で寝ていると、下のリビングのドアを開けて欲しくてガリガリ・
ドンドンやってるワグナーの音がします。そのうちカランコロンと玄関ドアの開く音がし
て・・・わたしはまた一眠りしたのでした。

会社に出掛ける40分前になったので1階のリビングに下りて、
「さっきのドンドン・ガリガリはどうしたの?」とママに聞くと、「あっ、聞こえた?」
とママが事の次第を話してくれました。

ワグナーと起きてリビングに行くと、いつものように朝ご飯の催促。ママも食パンをかじ
りながら、いつものようにワグナーに朝ご飯を上げたそうです。
暫くすると、何かソワソワするワグナーだったそうです。リビングの中をあっちに行った
りこっちに来たり。そのうちリビングのドアをドンドン・ガリガリ。うちのリビングには
玄関側と台所側の2ケ所にドアがあるのですが、その2ケ所のドアを行ったり来たりしな
がらドンドン・ガリガリやってたそうです。
おかしいな〜、パパの寝ている寝室に行きたいにしては様子が変だと気付き、
「ワグナーどうしたの?」と聞くと、ママの前にチョコンとお座りをして、キューキュー
啼くんだそうです。
で、リビングのドアを開けてやると寝室への階段には行かず、玄関に直行。そこでまた
キューキュー啼いている。。ワグナーが寝る前には必ずシッコに連れ出してるのですが、
昨夜はわたしが連れ出してないのかと思いながらリードを付けて玄関を開けた途端、凄い
勢いで隣の家の向こうの角まで走ったんだそうです。そしてしゃがんで・・・・。
シッコじゃなくシッコみたいな下痢。。

以前、Pバニに行った時に我慢出来ずにPバニのリビングでピーしちゃった時は、本当に
済まなそうな顔をしてテーブルの下に隠れるようにしていたワグナー・・・。
あの時は、ピーが洩れそうな事も教えられなかったワグナーだったんです。
そのワグナーも2才を過ぎ、ママが気付くまで教えようとして、しかも自分の家からは離
れたところまで走って行って・・・。

ソファーに座って側に寝転ぶワグナーの首をさすりながらママとそんな話しをしていると、
わたしを見つめて「そうだったんだよ」とでも言いたげに大人しく横たわるワグナー。
正に今朝の自分の事が話題になってるって分かってる様子。

最近はピンポ〜ンが鳴っても「イケナイ」の一言で騒がなくなったし、夜は夜でわたしが
2階の寝室に行かなければ絶対またわたしのいるリビングに下りて来る。。
そして今朝の出来事・・・。
そんなワグナーが本当にいじらしく感じている今日この頃なのです。
こんないじらしい忠犬になっちゃっていいのかな〜・・・忠犬の鏡です。
大型犬の生涯は短い、人間も「いい子」程、早くあの世とやらに行っちゃう。
そんなにいい子にならなくていいから、長生きをして欲しいと願うわたしです。
こんないじらしいワグナーと1日でも長く一緒に生活していたいわたしなのです。

昨日から受験の為に上京しているオネエが上京する前にボソッと漏らした言葉。
「うちにワグナーがいてくれて、あたし救われたんだ。」
受験のイライラもワグナーの存在が随分緩和してくれていた様です。
自分達はワグナーのように、こんなに面倒見て貰えなかったとわたしを攻撃しながらワグ
ナー♪と抱きつくオネエやガキンチョ。
「当たり前だ!ワグナーは俺のワンコ!お前達はオレの所有物じゃないだろ。」と、うそ
ぶくわたし。側からママが「ワグナーはうちのワンコでしょ!」って笑って言うけど、そ
うじゃない事は先刻承知のママなのです。

wagner's room