プライド(8月4日)
昨日の日曜日、コーヒーを手提げポットに入れ近所の河原にあるキャンプ場まで行って来ました。
流石に日曜日ともなるとキャンプ場でバーベキューする家族もあり、人もいっぱいです。
バーベキューをしていた母子がワグナーに近付いて来て「うわ〜、大きい〜、触ってもいいですか〜?」
中型のMIXを飼ってらっしゃるらしく、男の子(拓磨くん)もワグナーをまったく怖がりません。
そのうち拓磨くんがリードを手にしてワグナーと散歩。
このあたりからワグナーの雲行きが怪しくなって来ました。どうも拓磨くんに散歩をリードされるのが
気に入らないらしい。少しすると拓磨くんの持つリードを振払って私の元に駆け戻って来ます。
以前は子供達がいるとシッポを振って近付きたがったのに、ここのところ子供達には興味を示さなくなったな〜
とは思っていたのです。拓磨くんが駆け戻ったワグナーのリードを引っ張るとグ〜ッと威嚇のうなり声。
しまいには拓磨くんがリードを離した隙にリードの持ち手をくわえて自分のお腹の下に仕舞い込む。
後は頑として動きません。(笑)
なんだかんだ拓磨くんのお母さんとワンコ談義をしているうちに、BBQに一緒に来ていたお仲間のお父さんも
寄って来て、多少お酒の入った感じでワグナーをナデナデ。
ワグナーもお酒くさいのが気にいらないのか、あまりに顔のあたりをグリグリ触られるのが気にいらないのか、
またまたグ〜ッと威嚇のうなり声。
ニャンコを飼ってるらしく動物が大好きだとかで「持ち上げて抱いてもいいですか?」って聞かれたけど、
さすがにそれはワグナーの今の気持ちを考えると・・・。
お酒が入ってるせいかな?グリグリがちょっと手荒くて、ワグナーもさかんに威嚇の声を発していたんです。
ワグナーが知らない人に支配される事は許さないだろうって感じだったので、
「持ち上げられるって事は、支配される事を許す事だから、止めた方がいいですよ」と軽く断りました。
気のいい人で、好意でワグナーに接してくれてるのが分るので申し訳なかったですけどね。
そのお父さんに「ワグナー来い」って呼ばれれば、もう威嚇する事もなく素直に近付くワグナーです。それにしても「バニは飼い主にはベッタリだけど他人には感心がない犬種」って聞いてたけど、
今までフレンドリー過ぎるくらいのワグナーには当てはまらないな〜、と思っていたんです。
でも今回のワグナーの姿を見ているいと、その説明が当てはまるんです。人間社会に暮す家庭犬としてのワグナー、でもちゃんとワンコとしてのプライドも持ち合わせてくれてた。
そんなワグナーの姿を見ていて、大人のバニに成長したんだな〜って誇らしく思いました。
ワグナーと散歩するので拓磨くん達とお別れしましたが、こちらが見えなくなるまで手を振ってくれてた
拓磨くんでした。「拓磨くん、可愛い子だったね〜」とママ。オネエやガキンチョが拓磨くんみたいな頃に、
ワグナーがいたら良かったな〜と思うパパでした。暫く散歩してたら、Mダックスのジョン君と出会いました。
ワンコ同士の挨拶もそこそこに、ワグナーが恐いらしくお父さんの側に隠れるジョン君。
優しそうなお父さん・お母さんと一緒で、幸せそうなジョン君です。
お互いの息子自慢に花が咲いた事は言うまでもありません。(笑)
ポットのコーヒーを飲む隙は余りなかったけど、楽しい日曜日を過したワグナー家でした。
wagner's room