点滴その3

 その後のレントゲン検査で、ワグナーの病気は肺ガンである可能性が高いという事が分かりました。犬の肺は前・中・後の3つに分かれているそうで、ワグナーの場合は右肺の中と後の肺に癌の可能性あり、という事らしいのです。レントゲンを見ましたが、右肺のそのあたりが白く霞んでいます。
肺の癌の場合、多量のカルシウムが出るそうで、そのため腎臓が悲鳴を上げて腎不全を引き起こしたのではないかと推測されるとの事。
獣医の先生のご紹介で、この11日に麻布大学に行き精密検査をする事になりました。午後1時半に麻布大学の予約なので、当日は朝6時頃出発すれば間に合うかな?都内は混むから5時頃の方がいいのかな?後で詳しく調べてみよう。

ワグナーは1日3回の皮下点滴をしています。朝、わたしの出社前に1回、不規則な昼休みに何とか自宅に帰り1回、そして帰宅して1回。点滴の最中、ワグナーは大人しくしてくれていますが、体に挿している針が何かの拍子に抜けたりする場合もあったり、先日は血が吹き出したりという事もあって慌てて獣医さんに電話したりした事もあったので(大きな血管はないので大した事ではなかったのですが)毎回ワグママと2人掛かりです。もっとも、このところ大分こっちも慣れてきたから交代で見るようにはなって来ました。

 それにしても、点滴中は「ピンポーン」が鳴ろうと、この画像のようにジッとしてくれています。時折点滴の準備を始めるとこっそり2階に行ったりするけど、「点滴するぞ」といえば渋々ではあるけどこの場所に来て大人しく針を挿させてくれます。嫌な薬を飲む時も「はい、利尿剤だからア〜ンして」と薬を見せてワグナーの口を開くと抵抗もせず嫌々ではあるけど飲み込んでくれてます。散歩の時も、嬉し気にこちらに目を向ける回数が増えたりと、何か人間味の増して来た近頃のワグナーです。
「お前、どこまで分かってるんだ?」と、時折言葉には出さずに問いかけるけど、答えるはずもないワグナーです。

 ネットのワンコ仲間から励ましのメールを沢山頂いてます。皆さんのお気持ち、本当に感謝です。なかなかご返事を書けないでいますが、この場をかりて皆さん本当にありがとう!

 3日には日中、ご近所のシェルティのマロちゃんがマロママと夢ちゃんと一緒に来てくれたそうで、マロちゃんと久し振りに遊んだそうです。同じ日の夕方にはバニのマル君のママも来てくれて、わたしも久々に早い帰宅をし楽しい時間を過ごしました。ワグナーもマロ家の持って来てくれたクッキーとか、マルママの持って来てくれたサツマ芋やらお菓子やら、夕食も良く食べてくれ、嬉しいとこんなに食欲が湧くものなんですね。
 
 昨日8日(体育の日)は仙台からワンコ仲間のハッピーパパ&ママ、花ママ、マリリンパパ&ママとリュウ君とおねえちゃんがお見舞いに来てくれました。折角の休日というのに、わざわざワグナーの為にお土産までいっぱい持って来てくれて本当に感謝です。食欲のないワグナーも、嬉しくてハッピー家の作って来てくれた手作りクッキーを美味しそうにポリポリ。本当に病気なの?という感じ。

ハッピーパパに甘えるワグナー

花ママの膝枕でくつろぐワグナー


 ハッピー家のお兄ちゃんは来なかったけど、「ワグナーの為なら」って一生懸命クッキー作りをしてくれたそうで、それも腎臓に良いものだけで作った特別製のクッキー。仙台から来てくれるだけでも嬉しいのに、みんなにこんなに良くして貰えて、ワグナーも本当に幸せです。

みんなに見守られて

嬉しそうなワグナー

←久し振りのマリリンと2ショット。

 ワグナーより1才若いマリリンとはクリスマスにサンタクロースのコスプレをして仙台の一番町を闊歩した仲。やっとワグナーもお兄ちゃんらしい態度を見せるようになったかな。この日はワグナーにしてはしつこく追い回したりせず、そこそこ落ち着いてマリリンと接していました。

 みんなが帰った後は急に寂しくなったけど、暖かいワンコ仲間とのひとときの余韻はずっと続き、ワグママと夜中の2時過ぎまで起きてしまいました。翌日は2人とも朝寝坊した事は言うまでもありません。ナハハッ

wagner's room