桜は蕾(4月12日)

 桜はまだ蕾みだけど、大分暖かくなって来た山形です。ワグナーは後ろ足の付け根あたりにあったガンのしこりは完全に消えたものの、新たに右胸あたりに現在直径3cm程のしこりが出来ています。初めは5mm程の腫瘍だったのですが、あっという間に(2週間程で)今の大きさに成りました。組織診をしたところ、やはり悪性。ワグナーの場合、抗癌剤ロムスチンの投与量を最低限にしているので、「次回のロムスチン投与は、量を増やしましょう。」とハンサム先生。
ロムスチン服用後の血液検査では腎臓と肝臓の数値が良くない方に出るので、あまり増やしたくはないのですが、まずは癌細胞をやっつけないと。腎臓・肝臓のパンクと癌細胞の消滅を天秤に掛けながらのロムスチン投与といった状況です。

 ただ救われるのはワグナーはいたって元気という事です。ロムスチン投与後の1週間くらいは体調があまり芳しくなさそうですが、散歩など普通の生活は出来ていて、わたしが帰宅すればワォンワォンと大喜びで出迎えてくれるのも今まで通り。
散歩の時にあまり走らなくなったのは年のせいか、肺の癌のせいか、といった程度。流石に、ロムスチン投与の2日後に、蔵王にドライブした時は、車酔いして2度程嘔吐しちゃったけど。今まで車酔いなどした事のないワグナーだったのですが。

 車といえば、車に乗って降りる時って、ママが降りてもワグナーはわたしが降りるまでは決して降りようとしない事に、今更ながら気が付きました。
ママが先に車から降りて、後部座席のワグナーのリードを引っ張っても頑として動こうとしません。わたしが車から降りるのを待って、その後でないと降りない。
 駐車場から玄関まで行くのも、「わたしの後ろ」とワグナーは決めているようです。ママが玄関の前に立ち、いくら呼んでも決してわたしより先に行こうとはしないのです。忠犬と言おうか、変な奴。

 変な奴と言えば、朝、ママがわたしを起こしに来て、わたしがなかなか起きないと、わたしのベッドの下で寝ていたワグナーの出番となるのです。誰が教えた訳でもないのに、わたしの枕をくわえて頭の下から枕を抜いてしまう。・・・それもいきなり。
ママが起こしに来るまではおとなしくベッドの側に居て、決してわたしを起こそうとはしないのに。変な奴です。・・・ったく。

←雪が融けて、バラの世話や庭仕事にせいを出すママ。

wagner's room