ワグナーの世界(9月27日)
口は災いの元、余計な事を言ってるつもりもなかったのですが、やっぱり言ってるんですね。
元々、人と同じ事をするのが嫌な性格。当然、何か発言しようとした時、人と違った事を言いたくなります。
当たり前の事じゃない視点・論点を選んで発言する訳ですが、当ればデカイがOBもある、結構危険なドライ
バーショットみたいなものなのです。勿論、原点は「良く思われたい・愛されたい」なのですが。「ワグナーはどうしてこんなに可愛いのかね〜?」という答えを期待しない質問にワグママが答えました。
「何も言わないからだよ。」ワグナーが言葉を発したら、わたしなぞ文句の餌食になる事請け合いだと言う。
・・・自覚症状アリ。我が家にはオネエとガキンチョという2人の子供達がいますが、どちらかを誉めたり可愛がったりする場合、
もう一方の視線を気にして掛け値なしに可愛がる事を自重する場面があります。
姉弟の中にも嫉妬があるからです。
2人が幼い頃、知らないうちに、もう片方との比較をしてしまった親の心の動きを察知された経緯がある
からなのかも知れません。例えば、幼いオネエが何か誉めるに値する事をしたとします。
その時、オネエを誉めると同時にガキンチョにはこんな事出来ないな〜と、ふと思ってしまう。
それがガキンチョに対する責めの気持ちの種になってたりする場合があります。
当然ガキンチョは「どうせボクには出来ないって言いたいんでしょ。」という心の声が生まれます。
そしてオネエに対する反抗心。ガキンチョの反抗心を感じたオネエも「お前なんか、フン」という具合。ワグナーに対しては子供達の嫉妬を恐れて自重する必要がありません。
ペットだからという事ではないのです。
それは、ワグナーが誰に対してもどんな時も、先ずは親愛・友好の姿勢で望むからです。
我が家での順位はワグナーが一番下とワグナー自身自覚してるせいだけでしょうか。
「お前なんか、フン」はワグナーにはありません。
相手に対して見下した言葉を吐く事が出来ない幸せ。。
私達に怒られて気分最悪なガキンチョが、仏頂面してリビングに入って来ても、ガキンチョが怒られた事は先
刻承知なのにシッポブンブンでウェルカム姿勢のワグナーなのです。
気分最悪なガキンチョでさえ、私達に寵愛されるワグナーを気分に任せてポカッという事はないのです。「良く思われたい・愛されたい」のとは原点が違うせいでしょうか。
誰に対しても「良く思う・愛する」姿勢のワグナー。
結果、「良く思われ・愛される」という事なのでしょう。
隙あらば蹴落としてでも上を狙う、良く言えば向上思考の人間社会。原点はこの競争原理にもあるようです。
車を運転してても、前に車がいると抜きたくなるんですよね〜・・・。
人間社会とは違うワグナーの世界。
原点を変えるのは至難の技、せめて形からでも変えてみようかと思う今日この頃。
口は災いの元、余計な事は言わず寡黙を勉強してみようかな。ねえワグナー先生。
wagner's room