相棒(8月6日)

 我が家にとって初めてのワンコだったバーニーズのワグナーは去勢せずに一生を終えました。人間社会で一緒に暮らすワンコとはいえ、人の手前勝手(暮らし易さ)で授かった身体を傷付けて良いとは思えなかったし、男の子としての精神的な成長を見たかった事もあります。(それに伴うリスクは、わたしとワグママが責任持って分担すればよい事。)
 さて、ロビンに関して、ワグナーの時以上に悩みました。犬種の違いで、良くも悪くもワグナーとは性格や能力の違うロビン。ドッグランなどで他のワンコと接する時も、他のワンコに脅されれば対抗意識もなく上手く逃げてエンジョイしているロビン。去勢をするなら、まだマーキングを知らない今かな?と感じていました。

 ちなみに、ワグナーは小型犬にガウガウされても知らんぷりで逃げていましたが、大型犬の年下の子からちょっかい出されるとガウッ!と、対抗する場面もありました。(どうもワグナーは匂いで自分より年上か年下か判断が出来ていたようです。年上には仁義を通すやつでした。)同時に、ドッグランに遊びに行けば、その日に気に入ったワンコ1頭を執拗に追い掛け「遊ぶ」どころではありませんでした。黒ラブで、更にお釜ちゃんだったら最高!って感じ。匂いが好きだったみたい。あっ、そういえばセントバーナードのすみれちゃんや、妹分のバニのサリーも好きだったな〜。ワグナーは遊んでいるつもりでも、執拗に追い掛けられる相手のワンコにとっては遊べないし迷惑な話しです。結局、ドッグランでも支柱に繋がれてばかりのワグナーでしたが、それなりに楽しそうではありました。

 男の子として精神的な成長を遂げて欲しいと思っていましたが、ワグナーはいつの頃からか相棒と呼ぶに相応しいワンコになっていました。ロビンもいつか良き相棒になってくれると信じていますが、去勢すると精神的に幼児のまま成長するとも言われているので、そのあたりがわたしにとっては物足りない事であり、多少心配でした。
先日のドゥードルオフ会で知り合ったペットシッターをしているペペ家に相談したりして『精神的な部分は家庭環境によるところが大きい』という事だったし、更に悩みに悩んでワグママとも相談し、最終的にロビンの去勢を決心しました。そして、8月4日に手術となったのです。

←縫い目が3ケ所

 その日の11時AMに獣医さんに預けて、7時PMに引き取ってきました。

←自宅に帰り、ママにヨシヨシされるロビン

←その夜はいつものドタバタもなく寝るだけのロビン

 エリザベスカラーが小さくて傷口をナメているので翌日の朝に獣医さんに行って、一回り大きい5号に交換してもらいました。スタンプーの血なのか首が長いのかもね。姉弟のクララちゃんは避妊手術をしても舐めないからエリザベスさんをしてなかったのにね。ロビンは大きくなったカラーで舐めれないのに、何とか舐めようとジタバタしています。人間と一緒で女の子の方が忍耐強いのかもね。

交換前(4号)

交換後(5号)

 術後2日目の今日も室内では後ろ足を引きずり、前足だけでいざり歩きしています。散歩に連れ出せば小走りに先へ先へと歩き、途中何度も思いっきり身体をよじって、何とか傷口を舐めようとジタバタ。1週間前くらいからやっと外でも排尿をするようになっていたのですが、術後の翌日の夜の散歩でやっと1回、2日目の今朝は自宅のいつものトロ舟に1回、大量シッコをしてくれましたが、ウンチはまだしてくれません。お腹の中には3回分の食事が詰まっているはずなんですけどね。
傷口を舐めようと、凄い勢いで身体をよじるので、胃か腸のねん転でも起こしてるんじゃないかと心配で獣医さんに電話してみましたが、今の様子ではそうでもなさそう。早いとこウンチしてくれないものかと気を揉んでます。傷が痛むのでしょう、室内でも時折、思いきり身体をよじって傷口を舐めようとしています。あと5日間はエリザベスさんと仲良くしなきゃねロビン。

 ソファーに座るわたしに、歩伏前進でにじり寄って来るロビン。お腹や背中をさすってやると、痛みの気が紛れるのか横になり落ち着いてきます。こうして相棒への道を歩み始めたロビンなのかな。

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