場 所: 順天堂大学さくらキャンパス、参加報告者: 昭和41年卒 塩野孝男
<5日(土)>
9:00……順風祭が開催され、模擬店が並ぶキャンパスで終日多数の興味あるゼミナール掲示発表が行われており、また、オープンキャンパスと部活動見学体験が実施されておりました。第二体育館ではダンス部の秋公演が2部にわたり賑やかに催されておりました。
12:00……「卒業生との就職懇談会」(大学教職員は青木副学長はじめ18名の出席者、卒業生は北海道から九州まで26名の出席者)に参加させていただきました。
○始めに大学・青木副学長より大学の概況の説明があり、特に大学院(3大学院の御茶の水キャンパス構想・入試状況ほか)やハイテクリサーチセンター設置等の丁寧な話がありました。
○続いて各代表先生方から学生たちの就職出口指導の現況と課題から、進路先の詳細な話がなされ、質疑を通して各県の卒業生より母校への熱い気持ちからの話し合いが予定時間をオーバーしてなされました。
○内容については各県温度差はあるものの先輩卒業生たちの各県での取り組みが出されました。特に教職員管理職経験者が多く参加されて、千葉・広島・愛媛始め多くの県が(資料持参された県もあり)実に細やかに親身な現役学生のための出口指導(特に教員採用)にサポートなされていることに驚かされました。
○また、就職指導のあり方では京都よりの話で、大学内にキャリアサポートセンターを立ち上げ専属の職員を入れ、入学して1年より授業時数とも絡めて生き方の指導を通しての方向性を定め、きめ細かい指導を行い現企業はじめ新規企業の開拓等をしており、社会システムの変化に対応した取り組みの必要性を学ばされました。そのほかにも一般企業へのスタンスとして若い卒業生よりの経験からの話もあり、また、各県卒業生と大学の関係での積極的な連携あり方への言及もありました。
○OB会のあり方等についての話もあり、若いOBが集まる県の事例も出され、順風祭の盛り上がりからもっと年齢や職種等考慮した卒業生の参加のあり方等の話も出されました。…………山形県のあり方にも関連した話が多く、今度の総会での話題にさせていただきたいと思っております。
17:00……「卒業生と学生との懇談・懇親会」が親しく行われましたが、残念ながら山形県出身者の学生の参加が見られず少し寂しい思いをしました。19:30……「卒業生懇談会」
<6日(日)>
10:00……泰然イベントとして芸人ライブはじめゼミ掲示発表・ダンス秋公演B・球技大会等が組まれておりました。
……順風祭に山形県からも多くの卒業生が参加される体制を組めたらと強く思いました。
◎井上忠夫・土屋基 両助教授が山形に来られ、来年度のスポーツ健康科学部スキー実習の打ち合わせについて話し合いが持たれました。
………(5月28日)山形県人会として、加藤事務局長・芹川事務局・塩野の3名が参加させていただきました。
○井上先生は体育協会のスポーツプログラマーのテキスト改定や野外教育論を専門としての健康へのスポー実践等外部の仕事も多い中、スキー実習の責任者でもあることから、人間生態学・健康運動指導法を専門とする土屋基先生と共に忙しいところ山形に来ていただきました。
○井上先生より昨年度実習の総括を、資料を見せていただきながら話をいただき、今年度も生涯スポーツとしてのウインタースポーツの代表的な野外活動であるスキーの素晴らしさを、地元の樹氷で象徴される自然の山並みの美しさの中に広い環境の異なる整備されたゲレンデのある蔵王で地域卒業生と関わりながらの実習を継続してやりたいという有難い話をいただきました。………日程は平成18年2月14日(火)〜18日(土)の予定で、さらに、カービングスキーが主流になってきた現在、カービングスキーを指導できる指導者を送っていただきたい要請がありました。
○引き続き、大学の近況と先生方の研究している内容・活動の話を聞くことができ、現在、本県同窓会でも医学部との連携からアスリート指導者へのサポートのあり方はじめ、スポーツを通しての健康へのアプローチ等の実践に役立つ具体的な話と協力体制の話をいただきました。殊に、山形県が大学と深いかかわりを持つことができる有難さを更に実感する事ができ、感謝したところでした。………土屋先生の健康指導にスタンスを置いた順天堂大学から発したスポーツである「バトポン」、井上先生の「フレスビー競技」等他、今後会員の皆様に紹介させていただきます。
◎【山形地区会員懇談会(3月13日)でのスポーツ健康科学部スキー実習への同窓会としてのサポート課題】
◎大坂・岩川両氏より、大学・井上教授のスキー授業の目標を受け、同窓会県人会の協力講師として参加実践された内容が報告され、次年度の課題等が話し合われた。
○将来、教員・スポーツ指導者として有望な学生達をあずかり、大学・学生・同窓会の三位一体での学生達のモチベーションの高さで授業展開を体感できたことに感激した。
○学生達ののみ込み、技術習得が早く、早め早めの導入展開が要求された。
○有望な選手達に怪我をさせてはいけない安全指導に特に気を配りながら、学生達の意欲ある取り組みを上達に結びつける指導に、毎日、刺激をいただいたことに感謝している。
○スキー用具の悪さにも関わらず、上達していく学生達に驚き、もっと良い用具であったらと痛感した(用具の改善が必要であると思われる)。学生達の意欲とはよそに、横倉ゲレンデのバーンをエッジの効かないスキーでは危険と滑らせることができなかった。
○ビデオを利用してのミーティング指導の班もあったが、良いことは前向きに全体として取り組むことをしていきたい。
○両氏ともに本当に良い体験勉強させていただいたことに感謝しながら、OBとしての参加で大学・学生達にマイナスのプレッシャーをかけたのではないかという気持ちもあったようです。
◎次年度は県人会として大学の総括を受け、連携を深め、学生達に良かったという体験をしていただくため早め早めに展開していくことが確認されました。
◎ 【名誉教授・浪越信夫先生が來県】・・・・3月6日(日)鶴岡市小真木原総合体育館大会議室・・・
平成16年度スポーツ指導者研修会(県教育委員会・県広域スポーツセンター・県体育協会・鶴岡市教育委員会・・主催)に講師として参加・・・
「これから求められるスポーツ指導者と魅力あるプログラム」という題で講演されました。 終了後、
山形に立ち寄られ、サッカー関係者ということで、矢吹医師と柴崎・塩野が懇談させていただいた。・・・・・先生の著書をいただき、久しぶりに温厚な先生のスポーツの生活化から進展するスポーツデザインの話に、矢吹医師の将来の地域に根ざしたスポーツを通しての健康論と話がはずみました。
浪越先生の主な著書・・・・「スポーツマーケティング」文化書房博文社4,400円・・・「コーチのためのスポーツ経営入門」文化書房博文社2,415円・・・「スポーツ行政マニュアル」文化書房博文社1,680円・・・「サッカー(ドゥースポーツシリーズ)」文化書房博文社7885円等