iMac(Late2006)の内臓 HDD 交換



伊藤左官店のホープ(佐藤竜也くん)の二級左官技能士の合格祝いに、iMac をプレゼントする事にした。
新品の iMac? 私が新品の iMac など買ってあげる訳がない。中古の iMac に決まっている。
と言う訳で、ヤフーオークションで Intel iMac を¥25,000 で落札した。送料込みで¥26,440 也!
届いた iMac を私の厳しい動作確認の結果、100%完璧な完動品と言える。合格!

Apple iMac 17inch(Late 2006)
Intel Core 2 Duo 2GHz / 2GB RAM / 160GB HDD

CPU も RAM も十分と言えば十分だ。だが 160GB HDD と言うのが、今と成っては少な過ぎる。
今時のデスクトップは、1TB HDD が最低条件だろう。ビデオデータを入れるなら・・・
と言う訳で、内蔵 HDD を 1TB に交換してプレゼントして差し上げようじゃないか!
白い iMac の分解・内蔵 HDD 交換は初めての経験なので、期待(ワクワク)だが不安(ドキドキ)でもある。


妹の iMac も同じ「Late 2006」なので、並べてツーショット!
Dual iMac!
私のデュアル・モニターみたいな感じで、なかなかイイ!
遊んでないで、サッサと作業に掛かりましょう。
  
先ずは、底の吸気口のネジ(T9)を 4個外す。
それとメモリのカバー、こっちは普通の十字ネジ 2個も外す。
正面のカバーがなかなか取れない。ムリムリ取ってもイイのか?
上がダメなら下、右がダメなら左、押してダメなら引く。
そうこうしていたら、何かの拍子に正面カバーが外れた。
カバーの上に変な引っ掛け金物があった。
それで取れなかった様だ。ムリムリ取らずに本当に良かった。
アルミの iMac にはこんな金物は無かった。
iSight カメラは正面カバーに直付けの様ですね。
取りあえず、iSight のケーブルは外さないで作業しましょう。
アルミの iMac には無い「気密シール」を剥がす。
分解経験者なら、この写真を見て不思議に思うだろう。
私は、剥がさなくても良いシールまで剥がしていたのだ!
その事は、液晶を外すまで全く気付かなかった。
白い iMac の分解で一番面倒だったのが、このシール剥がしである。
液晶はネジ(T9)4本でを止めてあるので、ネジを 4本外す。
その後、液晶の下の気密シートも剥がす。
iMac の特徴?である「顎」の内部が顔を出す。
段々と内部(危険地帯)に近付いて来たって感じだ。
液晶のケーブルだが、トルクスドライバー(T6)で外れる。
逆に、それ(T6)が無いと液晶部分は外せない。
液晶に未だ 1本細いケーブルが付いていたので、脇にどかすだけ。
ここまで来ると、何だかテーブルがちっちぇえ!
分解作業に 60×60cm のテーブルは小さい。と今更気付く・・・
iMac(Late 2006)の内部はこんな感じ・・・
どれがハードディスクなのか判るよね?

※ 画像をクリックすると、800×600 pixel で見れます。
HDD の温度センサーをマイナスドライバーで剥がす。
新しい HDD に再取付けするので、綺麗に剥がしましょう。
HDD の電源とデータのケーブルを抜いて HDD を外す。
外した HDD から「内蔵用パーツ」を新しい HDD の方に移設する。
ここでもトルクスドライバー(T9)を使う。

左:Western Digital Caviar SE 160GB 7200rpm
右:HITACHI GST Deskstar 1TB 7200rpm 

新しい HDD に入れ替えしたら、温度センサーも忘れずに!
取付け場所は適当です。細かい事は余り気にしない。
以上で内蔵 HDD の交換は完了!
さて、この後ちゃんと元通りに組み立て出来るのだろうか?
no image
完璧とは言えないが、ほぼ完璧に組立ては出来た。
白い iMac は一度分解すると、誰がやっても完璧には戻りません。
一度剥がした気密テープが、完全に元通りには貼れないからです。
でも、初めて分解した割には、我ながら上手く出来たと思う。
Mac OS X 10.6(Snow Leopard)の DVD で起動する。
起動したら、HDD をフォーマットして OS をインストールする。
インストール時間:30分と出たが、40分くらい掛かった。
HDD で起動したら「移行アシスタント」でデータを移行する。
元データが殆ど入っていないので、データ移行は一瞬だった。
10秒くらいでデータ移行が済んだのには笑えた。
尚、裸の HDD を繋ぐには「直刺し変換アダプタ」を使います。


データ移行を終えたら、急にドッと疲れが出た。ハッキリ言って、今回の内蔵 HDD 交換は疲れましたね。
初めて分解する筐体は、やっぱり気を使いますよ。終った後の充実感もありますけどね。
剥がさなくても良い所まで剥がしていた気密テープ・・・、あれが実に残念!
今のアルミ iMac に比べると、白 iMac は気密テープ剥がしがあるので、2倍くらいは面倒です。
まあ、マック史上一番分解が難しいと言われる「iBook の内臓 HDD 交換」に比べれば、楽勝ですけどね。
あの時以来「私に分解出来ないマックは無い!」などと、調子に乗ってる今日この頃であ〜る。



iMac(Late 2006)の内臓 HDD 交換(2011.08.30) 


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