「kylyn FM Streaming Server」だが、コレがかなりの CPU パワーを使っている事が判った。
ストリーミングサーバに使っているマシン(PowerMac G4 QS)は、CPU が元々「G4 / 867MHz」だ。
ソレを「G4 / 1.4GHz」に交換して、以前メインマシンとして使っていた訳だが、
メインマシンが「G5 Quad 2.5GHz」に代わり、G4 は「ファイルサーバ」へと降格した。
ファイルサーバに CPU パワーは必要無い。高速なネットワークと、安心確実な RAID があれば良い。
CPU パワーも多少は必要だが「G4 / 1.4GHz」の CPU パワーは全く必要無かった。
太っ腹な私は「G4 / 1.4GHz」を、知り合いのマックユーザーに差し上げる事にした。
そして私の G4 は、オリジナルの CPU(G4 / 867MHz)に戻して使っていたと言う訳だ。
「アクティビティモニタ」で CPU を見て驚いたね。CPU 使用率が常に 100%状態に成っていたのだ!
それ迄、単なるファイルサーバだった頃の CPU 使用率は 10~20%だったからね。
ストリーミングサーバを始めた頃にも確認したが、CPU 使用率は 60%程度だった筈なのに・・・
「Apple VNC Server」「Nicecast」「iTunes」だけで、CPU の 89.1%を使っている。
CPU の待機状態は 0%だ。メモリの方は 1.25GB で全く余裕なのだが・・・
この CPU 使用率を 24時間・365日続けていては、チップが焼けて G4 が壊れるのでは?と思う。
これはヤヴァイかも・・・
チップだけなら CPU 交換で済むが、マザーボードまでやられたら G4 がパーに成ってしまう。
更にデータの方がやられたら、もっともっと大変な事に成る。チョット不安に成って来た。
今更、進呈した「G4 / 1.4GHz」を返して下さいとも言えないし、参ったなあ・・・
Load1
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Load 1: | マック起動後 | CPU 使用率 10% | (余裕です) |
Load 2: | iTunes 起動後 | CPU 使用率 20% | (今迄はこんな感じ) |
Load 3: | Nicecast 起動後 | CPU 使用率 60% | (ストリーミングサーバを始めると) |
Load 4: | そのうち・・・ | CPU 使用率 80% | (ちょっと辛いなあ) |
Load 5: | 遂に・・・ | CPU 使用率 100% | (限界です) |
ストリーミングサーバに使っている「PM G4」には、本来「ファイルサーバ」と言う重要な役目がある。
外部スピーカーの音を、FM トランスミッターで飛ばすだけの「kylyn FM」では何も問題は無かった。
だが、常にデータを配信し続ける「ストリーミングサーバ」は、かなり CPU パワーを使う様だ。
CPU への負荷が徐々に蓄積し、いつの間にか使用率 100%に、その後ずーっと100%のままなのかよ!
再起動をすれば CPU 使用率 60%程度に戻るのだが、その為にいちいち再起動する訳にも行かない。
このままの状態を続けていれば、いずれチップが焼けて CPU 交換をする羽目に成るだろう・・・
そこで、安く成っていた秋葉館オリジナル「SpeedStar G4 / 1.6GHz」を買う事にした。
ビデオカード(Radeon X1900 G5)を秋葉館から買わなかったので、今回は秋葉館から買おう。
今月は「マック強化月間」と言う事で、私は色々と買い物をし過ぎた。CPU は伊藤左官店に買わせよう。
ファイルサーバは、私だけが使っている訳ではない。伊藤左官店のファイルサーバでもある。
伊藤左官店は、ファイルサーバである「PowerMac G4 QS」を、メンテナンスする義務があるのだ!
と言う訳で、ヨロチクビ・・・バキッ!/(>_<;)
前は「G4 / 1.4GHz」を入れていたが、今回はソレよりも高クロックの「G4 / 1.6GHz」だ。
867MHz から 1.6GHz と言う事は、185%のパワーアップに成る。ストリーミングサーバも余裕だろう。
そして注文した CPU が届いて、昨日の放送事故が起きたと言う訳だ。
予定では、配信が中断したとしても 1時間程度だと思っていたのだが・・・
1.4GHz を付けた経験があるので、 CPU の交換は至って簡単だ。 取付説明書など見る必要も無い。 G4 の割腹作業も慣れたものだ。 |
所がだ「SpeedStar G4 / 1.6GHz」に交換してマックを起動をしてみたが、なぜか起動しない。
ウンともスンとも言わない。起動音のジャーン!も言わないのだ。初期不良なのか?
取付説明書を見ると、マック(G4)のファームウエア・アップデートが必要だった。
1.4GHz の時「G4 QuickSilver」は必要無かった。だが今回の 1.6GHz はソレが必要だったのだ。
物事は慌てず騒がず、説明書を良く見て、必要な事は全てちゃんとやりましょう。
折角取付けた「SpeedStar G4 / 1.6GHz」だが、867MHz に戻すしかあるまい・・・
さて、ソレからが本当の大変の始まりだったのだよ。
そのファームウエア・アップデートだが、なかなか上手く行かないのだ。
何度やっても「4.2.3f1」から「4.2.8f1」にバージョンが上がらない。
それ以前に、メンテナンス用 HDD(Ultra Wide SCSI)からの起動が出来なくて非常に困った。
そっちは SCSI カードの Open Firmware「command+option+O+F」で何とか起動出来たが、
肝心のマックのファームウエアの方がアップデート出来なくては、CPU カードも取付けられない。
ネットワークに繋がる場所へ移動 本気でやるしかあるまい・・・ 晩飯など食べてる場合では無い。 |
だが何度やっても、何をやってもファームウエアのアップデートが出来ない・・・
自分のスキルを過信し、そして現実に打ちのめされたって感じだ。
Q. ファームウエアがどうしてもアップデート出来ない。 A. 機種やモデルに関係なく、アップデートが行えない本体がまれに存在します。 その際にはご返金にて対応させて頂いております。 |
おいおい「G4 / 1.6GHz」を諦めるしか無いのかよ・・・orz
何でファームウエアが「4.2.8f1」に成らないんだ? アップデートは「OK」で終了してるのに・・・
もしかして「4.2.8f1」に成らなくても、アップデートを掛けた(だけ)でイイんじゃないか?
ダメ元で、再び「SpeedStar G4 / 1.6GHz」を取付けて起動してみた。ジャーン!あっさり起動した・・・
起動もしたし、ちゃんと「プロセッサ:1.6GHz PowerPC G4」と認識もしている。
嬉しいと言うよりも、ホッとしたね。どうやら、私は無駄な作業を色々とやっていた様だ。
まあいい、もう散々やって、疲れてヘトヘトだよ・・・
「ファームウエアのアップデートを掛けても、バージョンの表示が変わらない場合もあります。」
みたいな事が説明書に書いてあれば、私は無駄な時間を費やす必要は無かった。
私の秋葉館に対する信頼度:が、に下がった。
次回からは、秋葉館に義理してパーツを買う事はしない。安い所から買う事にするよ・・・
コレが見れる状態に成った頃は、 心身ともにヘトヘトだった。 兎に角、マックが起動して良かった。 それだけで十分だよ・・・ |
過去に 1.4GHz を付けた経験があると言って、1.6GHz も同じだと甘く見てはいけない。
慣れは注意力を散漫にし物事の判断を鈍させる。CPU 交換の際は十分に注意しましょう。
と言う訳で「SpeedStar G4 / 1.6GHz」を入れた後の「アクティビティモニタ」は以下の通り・・・
CPU 使用率は 40〜50%と言った感じで、実に安定している。安定して当たり前だ!
昨日、私があれ程までに要らぬ苦労をしたのだからね。この状態ならチップが焼ける心配も無い。
マックで苦労したのは「OS X」を導入したての頃以来、久々の出来事だった。
まあ「OS 9」の頃は、毎日が苦労の連続だったけどね・・・
昔は「苦労するのが当たり前」だった、最近はソレが無かったので余計に苦労を感じる。
今回の事で思ったが、G4 をメンテナンスしていると、その間「kylyn FM Streaming Server」が中断する。
お陰で昨日は、半日以上も長い時間、音を配信しない放送事故状態だった訳だ。
そこで、G4 のメンテナンス中は「PM 9600 G3」を、仮のストリーミングサーバに使おうと思った。
そして「PM 9600 G3」の方でも、ストリーミングサーバが出来る様にしてみた。
だが、マシン性能が PowerPC G3 / 500MHz、メモリ 320MB なので、配信品質に限界がある。
G4 と同じ「128kbps、44Khz、Stereo」で配信してみたが、音が途切れ途切れでダメだった。
G4 のメンテナンス時は、PM 9600 G3 から「64kbps、22Khz、Mono」で配信します。
ビットレートが「64kbps」のモノラルで流れている時は、G4 のメンテナンス中と言う事です。
これで、昨日の様な半日以上も無音状態と言う放送事故は起こらないでしょう。
まあ、UPS でも対応出来ない長時間の停電に成れば、話しは別ですけどね・・・
kylyn FM Streaming Server の CPU 負荷 (2007.03.16)