妹のマックが、PowerBook 2400c から iBook に変わり、しかもメモリは 640MB と来た。
それを黙って指をくわえて、恨めしそうに見ているだけの私ではない。
こんな広告を見付けてしまったのだよ。無性に欲しく成った。買うしかあるまい。
参考価格
Sonnet Encore / ST G4 Duet 1.3GHz | ¥87,980 |
Sonnet Encore / ST G4 1.7GHz | ¥59,000 |
Sonnet Encore / ST G4 1.4GHz | ¥46,800 |
Sonnet Encore / ST G4 1.2GHz | ¥35,800 |
ついでと言っては何だが、メモリも増設してしまう事にした。
今の 896MB(128+256+512)の 128MB を外して、512MB に入れ替えるのだ。
すると、256+512+512 で合計 1,280MB に成る。1,024 で割れば 1.25GB と言う事である。
CPU も RAM も、憧れの「ギガの世界」にアップグレードしてしまおう。
・左 PowerPC G4 / 1.4GHz(AKB-MCG4-14) |
・右 PowerPC G4 / 867MHz(アップル純正) |
冷却ファンが付いてる為か、1.4GHz の方はチョット小ぶりな CPU である。
昔、PM7600 の CPU を「604e / 233MHz」から「G3 / 300MHz」に交換した時の事を思い出す。
真鍮とアルミの冷却フィンでは、どちらの方が熱伝導率が高いんだ?
まあ、冷えてくれさえすれば、どっちでもイイのだが・・・
余った 867MHz の CPU はどうしよう?「KYLYN Strike Collection」にでも入れるとしょう。
CPU の入れ替え完了!
ドーターカード式と違い、嵌め込んでネジで止めるは初めてなので、ちょっぴり緊張した。
説明書には静電気に注意!とか書いてあるが、私は静電気など気にしない。
掃除機のブラシで、綿ゴミをバンバン吸い取ってやった。
CPU の交換は 6回目だが、2回目頃からマックの扱いが雑に成った。以外とタフな物である。
CPU の後ろに見えるのがメモリだ。私の G4 はメモリスロットが 3つしかない。
512MB を 3枚入れたとしても 1,536MB(1.5GB)が限界と言う訳だ。
その後ろが AGP の純正ビデオカード(NVIDIA GeForce4 MX)で、
その後ろに、ダブル画面用の増設ビデオカード(ATI RADEON PCI)と、
Ultra Wide SCSI カード(ADAPTEC PowerDomain 29160N)が差してある。
1.4GHz じゃ無いじゃないか!
悲しい事に、機種に依っては 1.4GHz で認識しないらしい・・・
私の G4(QuickSilver)の場合、ディップスイッチで 1.267〜1.467GHz まで 4段階の設定が出来た。
だが、QuickSilver には 2001年モデルと 2002年モデルがある。私のは 2001年モデルだ。
出荷時の 1.4GHz で起動すると、起動は出来るのだがプロセッサ認識が出来なかった。
表示が「0 MHz PowerPC G4」だったのだ。0 MHz ではチョット情けない。
それで仕方なく、1.333GHz(表示は 1.33GHz)で使う事にした訳だ。
1.4GHz も 1.333GHz も体感速度では殆ど変わり無い。CPU にはゆとりを持たせた方が良い。
オーディオでも、高出力アンプで出力(音量)を下げて鳴らすと、イイ音が出るのだ。
まあ、そうい言う事にしておこう・・・
以上、我が家のマックも遂に「ギガ・ワールド」に踏み込む事が出来た。
ウインな人達には『今頃ギガか?』と笑われそうだが、
そもそも「PowerPC」と「Pentium」では、作りも出来も違う。
マックユーザーとしては、クロック数だけで比較して欲しくない所だ。
今のマックは、OS もハードも「マルチプロセッサー」を基本に作られている。
大出力の単発エンジンで引っ張るか、複数のエンジンで効率良く引っ張るかの違いである。
因に、私のドカは「空冷 L型ツイン・デスモドロミック 583cc」だ。
サーブは?
「水冷直列 4気筒 DOHC 16バルブ・インタークーラー付低圧ターボ 2,290cc」らしい・・・
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PowerMac G4 アップグレード計画 (2005.01.14)