我が家の屋根融雪 2006

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我が家の屋根融雪 2006(2005.12.4〜2006.04.09)
屋根融雪面積:67.0m2
SUNPOT CUG-324CSR(32,000kcal/h)、ヘッダー 5回路

年月日
灯油使用量
(liter)    
ボイラー
 
運転時間
 
total
season
1week
1day
設定温度
セーブ温度
設定/セーブ
2005.12.4
1268.563
0
 
 
35℃
20℃
試運転
2005.12.11
1291.834
23.271
23.271
3.324
40℃
30℃
6h/18h
2005.12.18
1391.595
123.032
99.761
14.252
35℃
25℃
2005.12.25
1480.486
211.923
88.891
12.699
40℃
30℃
2006.1.1
1597.880
329.317
117.394
16.771
35℃
25℃
2006.1.8
1699.158
430.595
101.278
14.468
2006.1.15
1750.723
482.160
51.565
7.366
20℃
2006.1.22
1823.828
555.265
73.105
10.444
25℃
2006.1.29
1914.666
646.103
90.838
12.977
2006.2.5
1967.933
699.370
53.267
7.610
20℃
2006.2.12
2012.645
744.082
44.712
6.387
2006.2.19
2043.673
775.110
31.028
4.433
2006.2.26
2043.673
775.110
0
0
2006.3.5
2059.975
791.412
16.302
2.329
2006.3.12
2062.351
793.788
2.376
0.339
2006.3.19
2097.748
829.185
35.397
5.057
2006.3.26
2105.004
836.441
7.256
1.037
2006.4.2
2116.020
847.457
11.016
1.574
2006.4.9
2116.020
847.457
0
0
融雪終了


・年間融雪日数
126日
・年間灯油使用量
847.457 liter
・年間灯油代
¥60,169
(¥71/liter)
・  〃  (1m2当り)
¥898/m2
(  〃  )

去年も雪が多かったが、今年も雪が多かったですね。38豪雪以来?とか何とか・・・
だが結果的には、去年の 8.91%増の灯油使用量に留まった。
問題は灯油単価の高騰である。去年の¥52/liter に対し、今年は¥71/liter(平均)だからね。
12月(¥68/liter)、1月(¥70/liter)、2・3月(¥73/liter)、
灯油を詰める度に単価が上がって行くと言った感じだった。原因は中国か?
灯油使用量で 1.09倍、単価の高騰で 1.34倍、掛け算すると去年の 1.46倍って事だ。
それでも 1m2当りのシーズン灯油代が¥898/m2 と言うのは、かなり優秀な融雪だろう。
うちの近所の融雪で、今年¥1,000/m2 を切った所などまず無い筈だ。
屋根融雪で「コンクリート蓄熱融雪」なんてしている所は無いからね。むははは・・・


今年の灯油使用量に、去年の同時期の融雪データを重ねてみたグラフだ。
凡例にもあるが、青が今年のシーズン灯油使用量で、ピンクが今年の 1週間毎の灯油使用量だ。
同様に、黄色が去年のシーズン灯油使用量で、水色が去年の 1週間毎の灯油使用量である。
今年は雪が降るのが早く、しかも大雪、そして豪雪、それが2月下旬にはプツリって感じだ。
1月下旬、前年に比べ 270liter も多く灯油を使っていたのが、3月中旬には 41liter まで戻った。
去年も同じ場所の融雪記録とは思えないグラフだったが、今年のグラフもそんな感じだ。
4年目の来シーズンも大雪(豪雪?)なのだろうか?異常気象は「地球の怒り」だからね。
だが雪が多ければ多い程、雪国の融雪設備は「ありがたい」と感じるものだ。


 
平成16年
平成17年
平成18年
 年間融雪日数(日)
110
114
126
 年間灯油使用量(liter)
481.875
778.098
847.457
 平均灯油単価(円/liter)
45
52
71
 年間灯油代(円)
21,684
40,461
60,169
 年間灯油代(円/m2)
324
604
898

これまで(3年間)の融雪記録を、まとめて比較してみましょう。
平成16年の融雪が信じられない程安く感じる。雪も少なく灯油も安かった訳だ。
来年は 3年連続の大雪には成らないと思うが、自然は気まぐれだからねえ。
去年と今年の大雪で苦労した人は、屋根の融雪設備でもご検討あれ。

1. 屋根の雪を下ろす必要が無い。      
2. 下ろした雪を片付ける必要も無い。    
3. 雪下ろしで屋根から落ちる危険性も無い。 
4. 楽をするには、其れなりの設備費が掛かります。

自分で雪を下ろすか、人に頼んで下ろして貰うか、融雪設備で雪を融かすかである。
これからの雪国建築には、屋根融雪が必要不可欠な建築設備と成るでしょう。
「キリンの実験」データは、融雪屋根のランニングコストとして良い参考に成るのでは?
4ヶ月間の毎週の記録だからねえ。こんなデータはハッキリ言って何処にも無いでしょう。
普通、こんな貴重なデータは外には出さないものだが、キリンは実に太っ腹なのだよ。



我が家の屋根融雪 2006

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