加藤上輔の静岡旅行記



   
株式会社 稲田亀吉商店
部長 加藤上輔
Jyousuke Katou


  目次 
   
 1  〜序章〜
2 2023.10.27 〜新幹線で静岡駅へ〜
3 2023.10.28 〜静岡二日目〜




 〜序章〜

 建築士会の全国大会が開催されるという事で、静岡へ向かう事になった。そもそも賛助会員の立場である私が、全国大会に参加しても良いものかという事も考えたが、建築士の方々の中で勉強する滅多にない機会に恵まれたという気持ちと、全国大会に対する興味が上回り参加を志願した。
 今回参加されたのは建築士会村山支部から私を含め8名。こういう旅行(出張)は少ないので内心緊張しつつの出発となった。

 




 2023年10月27日(金)

 新幹線で静岡駅へ到着したのは12時過ぎ、そこからはレンタカーでの移動となった。トヨタレンタカーで我々を待っていたのはハイエースグランドキャビン、デカイ!という認識はあったがここまでデカイとは・・・伊藤さんの運転でいざ全国大会会場グランシップへ。



 グランシップへ到着してまた驚いた。とにかくデカイ。地下一階地上十二階建て、カフェやレストラン、音楽ホールや会議室など複数の機能を持った複合文化施設で見た目が巨大な船になっている。会場内では多くの建材メーカーの展示ブースや交流セッション、記念展示に人だかりが出来ており、かなりの賑わいを見せていた。



 どこから見学したら良いかも分からず、同行させて頂いた村山支部の方々の後ろをウロウロと着いて行くのが精一杯、会場前で集合写真を撮り会場を後にした。噂には聞いていたが、全国大会視察研修旅行という名の観光旅行というのはどうやら本当の様です。

 昼食はグランシップへの道中から話をしていた「炭焼きレストランさわやか」の「げんこつハンバーグ」。三浦さんのリサーチの甲斐もあり、ほぼドンピシャのタイミングで入店出来た。正直申し上げて、私はこの「さわやか」という店を良く知らなかった。なぜローカルファミレスに、これだけの行列が出来ているのだろう、ただのファミレスでしょ?と思っていましたが、ごめんなさい。抜群に美味い。店員さんの良接客やパフォーマンスもあり、村山支部の皆様もビールが捗ります。

 大満足の「さわやか」を後にして本格的に静岡観光、先ずは日本平へ。日本平夢テラスは世界的な建築家・隈研吾氏が手掛けた木材がふんだんに使われている展望台で、好天に恵まれれば太平洋や駿河湾、富士山まで望める・・・筈でしたが好天にも関わらず富士山が見えない。私の中では「天気が良くても富士山が見えない残念な展望台」になりました。

 次に向かったのが三保の松原。ここでも富士山が・・・やはり見えない。今回の旅は富士山とのご縁がない様である。

 ここからは私が運転手になりホテルへ向かうが、伊藤さんから「遅い」と何度もお叱りを受けた。私の運転が遅のではなく伊藤さんが飛ばし過ぎなんですよ!
 宿泊地の東横インにチェックイン後やっと夕食、やっとビールが飲めます。夕食は「すし処のへそ」というお店、東横インからも非常に近くて迷子にならずに済んだ。

 ここでやっと矢萩支部長が合流。10月22日の村山市議会議員選挙で無事当選された事もあり、公務もお忙しいのでしょう。次々に運ばれて来る料理、それ以上に運ばれて来るお酒、初めて村山支部の方々と、こういう形でお酒を飲ませて頂いた訳ですが、皆さん想像以上に飲まれますね。私も弱いほうではないと自負しておりますが、どなたも私よりペースが速い。参りました。
 二次会はホテルのロビーで、伊藤さん・三浦さんと三人で缶酎ハイになりました。静岡一日目、皆さんお疲れ様でした。

(2023.10.27)




 2023年10月28日(土)

 静岡二日目、今日は夕方の新幹線の時間まで静岡観光です。先ずは浜松城跡へ。出世城といわれる浜松城、「どうする家康」の影響もあり、いま日本で一番熱いお城と言っても過言ではないでしょう。この公園内には「大河ドラマ館」もあったが素通りしてお城まで一直線、城内の展示物や天守からの景色を程々に堪能し、若き日の家康像と写真を撮った後はお待ちかねの昼食である。

 浜松城跡の目の前にあるホテルコンコルド浜松。こちらの18階にある「元城亭」で鰻を頂く事になった。しずおか大会視察研修旅行の同行が決まってから内心楽しみにしていた鰻、しかも矢萩支部長のゴチという事もあり、いつもの3倍美味しく感じられた。矢萩支部長、来年の鹿児島でも、きっと男気を見せて頂けると期待しております。

 鰻を食べている間、何度も飛行機(ブルーインパルス?)がアクロバット飛行をしていた事もあり、次の目的地を富士山世界遺跡センターから急遽変更して、航空自衛隊浜松基地へ向かう事に。

 基地周辺はイベントで大渋滞。段々と迫って来る新幹線の時間を考えると、このまま中へ入るべきか?富士山世界遺産センターへ行くか?悩んだ結果、目的地を再変更して浜名湖を見に行く事になった。
 この判断は正解だった。快晴で実に眺めが良く、風も心地良い。ただの湖ではあるが、この旅で一番印象深い眺めだった様に思える。

 残り時間も少なくなり、時間的に行ける場所「うなぎパイファクトリー」へ。工場見学コースの最後にある売店の「うなぎパイ売り切れ」は衝撃だったが、他に特筆すべき物はない。午前中なら、もう少し楽しめたのかもしれないが、旅も終盤に差し掛かり疲れ気味の一行は、うなぎパイ作りの工程にも余り興味も持てないまま工場を後にした。

 さて後は帰るだけです。二日間お世話になったハイエースグランドキャビンに別れを告げて静岡駅へ。早めに駅に着いたので、新幹線の時間まで一服したり買い物したりと、ブラブラしてから新幹線へと乗り込んだ。もはやクタクタだった私は、弁当とビールを胃袋に流し込み、山形駅まで眠りに就いた。

 以上が今回の視察研修旅行の感想・報告になります。全国大会の視察は勿論の事、村山支部の方々と楽しく過ごせたのが何よりの収穫となりました。

(2023.10.28)
 
加藤上輔の静岡旅行記 完
 



 青年の主張に戻る(No.141〜150)



Copyright [C] 2019 Matsumoto. All rights reserved.