ほほえみの国「タイ」への誘い(前編)




左官材料屋(稲田亀吉商店)に「コンパス会」と言う会がある。
会長は大類工業専務(大類勝浩くん)で、事務局が稲田亀吉商店の松本部長である。
会の目的は、毎月積立てをして 2・3年に一度「研修旅行」に行くのが目的だ。
研修旅行とは、なかなか真面目で勉強熱心な、今時珍しい会である。
積立て金は人様々で、毎月 1万円の人もいれば 2万円の人もいる様だ。
1万円×2年(24ヶ月)で¥240,000 に成る。旅費の他に小遣いも十分に賄える訳だ。

私はそれ迄、そのコンパス会には入っていなかった。積立てもしていない。
今回、会の皆さんから『一緒に研修旅行(タイ旅行)に行きましょう』とお誘いを受けた。
旅費が¥167,000、それにお小遣いが 10万円程度との事だった。
免税店でブランド品を沢山買って来る人は、お小遣いもそれなりに必要だろうが、
まあ私の場合は、何だかんだで 30万くらいか・・・、どうする?

旅費を「伊藤左官店」に出して貰い、小遣いは「KYLYN 建築設計室」と言う事でどうだ?
私は最近、伊藤左官店の為にかな〜り働いていると思っているのだが・・・
旅行と旅費の件を話してみたら OK が出た。あっさり OK が出たので意外だった。
それじゃあ気合いを入れて、ほほえみの国「タイ」に行く事にしましょう。
それ以降の諸々の下準備は、1月の「今日の出来事」の通りであ〜る。



Tuesday, 05-Feb-2008

・仙台空港
9:50 発
JAL EXPRESS - JEX3170
・中部国際空港
11:05 着
・中部国際空港
14:45 発
JAL - JAL737
・スワンナプーム国際空港 
19:20 着
(現地時間)

※ 日本とタイの時差は 2時間なので、到着したのは日本時間で 21:20 です。


松本&寺崎
天野&大類
伊藤&松本


今回の参加メンバーは 5名、本当は近所の悪友(畑中光くん)も行く予定だったのだが・・・
それにしても松本部長のこの手は、何を表現したいんだ?


    仙台空港にて朝食
朝はやっぱり「ビールと牛タン」ですかね。
それとカキフライもですねえ。
仙台空港を出発
私の席が窓側で、翼の所だった。
離着陸時に翼の動きが見えて楽しい。
雲の上
中部国際空港に到着
中部国際空港にて昼食
いざ出国!
中部国際空港の免税店で買い物をした。
妹に頼まれたキーケースとストラップ、
2つで¥41,700 也!
お小遣いが一気に無くなってしまった。
そこで、大類くんから 5万円を借りました。
未だ日本なのに・・・
機内にて・・・
次はビジネスクラスで行きたいものだ。
各座席にモニターが付いている。
映画を見たり、音楽を聴いたり出来る。
ゲームも出来るので、子供でも退屈しない。
機内食
食事が出るのが割と早かった。
皆さん寝てしまうからだろう。
機内食を食べたら爆睡だった・・・
スワンナプーム国際空港に到着
6時間の快適な旅と言うか、ず〜っと寝てた。
バンコクに着くと、流石に暑かったね。
山形は -4℃だったが、バンコクは32℃だよ。
36℃も気温差があるんじゃねえ。
スワンナプーム国際空港
設計:ヘルムート・ヤーン(ドイツ)


スワンナプーム国際空港では、現地ガイド(Mr.ワラウト)が出迎えてくれた。
ワラウトさんが用意してくれた車で、宿泊先のシャングリラ・ホテルへ・・・
タイの道路を走っている車が、意外に新しい車ばかりだった。日本車(トヨタとホンダ)が多い。
イメージ的に東南アジアは中古車が走っていると思っていたが、バンコクは都会だったね。

ホテルのチェックインを済ませ、各自シャワーを浴びたり散歩をしたり自由行動・・・
旅の疲れはやっぱりお風呂でしょう・・・、浴槽は洋式でしたね。
先ずはウンコでしょう・・・、便座が冷たい。ウォシュレットも無い。
やっぱり「日本の風呂」と「日本の便所」が一番だなと思った。
何より先ずは、部屋の有線 LAN を「AirMac Express」で無線 LAN にせねば・・・
むむっ、何故か繋がらない・・・、AirMac Express が壊れたのか?

フロントに確認をしたら、ブロードバンド・インターネットサービスは「有料」だった。
1時間毎の課金、1日使い放題、1週間使い放題、さてどれにする?
取り合えずは、1日使い放題(642バーツ)で試すとしよう。
その時は別に気にしていなかったが、642バーツ(¥2,183)って高いよね?
ホテル内で使える無線 LAN 使用料も含まれているとの事だったので、まあイイだろう。


    ドレッサーの照明スイッチ&110V コンセント
FAX コンセント& LAN コンセント
220V マルチコンセント(2口)
結局、変換プラグは必要無かった様だ。
旅行会社の話しを疑って誠に申し訳ない。
LAN ケーブルをプチッと挿す。
AirMac Express をマルチコンセントに挿す。
下向きにすると USB ケーブルが挿せない。
AirMac Express が LAN を認識した。
デジカメの充電器も何とか一緒に挿せた。
そして、iPod touch で Wi-Fi が使えた。
日本でもタイでも出来るとは思っていても、
それが実際にタイでも出来ると嬉しいね。
これが、DoCoMo のレンタル携帯
充電器やら何やらの 7点セット
早速、日本の現場の職人さんから電話が来た。
「明日、セメントを10袋入れてくれ」
現場にはタイ旅行の事は話しをしていない。
仙台と名古屋の方に行くとだけ言って来た。
携帯も繋がるし、タイにいるとは気付くまい。
セキュリティ・ボックス
パスポートとお土産のブルガリはこの中へ
私の暗証番号は、○○○○です。
洗面所のシェーバー専用コンセント
Aタイプそのままでも使えるが、
折角持って行った変換プラグを使わないとね。


この後、松本部長の部屋でドンチャン騒ぎである。
彼はホスト、我々はゲストですからね。部屋を汚されるのはホストの役目でしょう。
ルームサービスで色々と頼んだが、それもキミの check(勘定)だから・・・
心配しなくても、後で割り勘にしますからご安心あれ。
ドンチャン騒ぎの画像もあるが、ちょっと見苦しい画像なのでアップは控えます。

それと、タイにも「セブン・イレブン」があった。コンビニがあるってのは実に便利だ。
ジャンケンで負けて、私が買い出しに行く羽目に成ったけど・・・
更に、タイには宗教的に「牛肉」を食べてはいけない人がいる事を知った。
タイの動物で一番偉いのが「象」で、次が「牛」らしい。



Wednesday, 06-Feb-2008

    そう言えば、部屋を紹介していませんでしたね。
部屋の入り口付近です。
クローゼットとミニバー(下に冷蔵庫)
クローゼットの中にセキュリティボックス
ドレッサーとテレビ
テレビは日本の「NHK BS」も映る。
ドレッサーと言うより、iPod touch の為の机だ。
風呂と便所と洗面所
ベッドはかな〜りデカい。
使用後のベッドで済みません。m(__)m
使用前の写真を撮ろうと思いつつ、
結局、撮らずに帰って来てしまいました。
シャングリラ 16階・1605室の眺め・・・
って何も見えねえじゃん。
こっちから見てもベッドはぐしゃぐしゃだな。
寝相が悪くても、滅多に落ちる事は無いでしょう。
朝食を終え、今日はアユタヤ遺跡観光の予定だ。


アユタヤ遺跡は、現地ガイド(Mr.ワラウト)が案内してくれます。
車の手配から食事の段取り、コースではなく、今日は何処に行って何が食べたいって感じ。
時間に束縛されて行動するのは、苦手な連中なものでね・・・
ガイドさんの名前って何だっけ? 何だっけなあ? ハゲでイイんじゃね?
朝から飲んで名前を覚えられない我々は、彼の事を「ハゲ」と呼んでいた。
勿論、彼がいない時だけですけど・・・、彼は優秀な観光ガイドですよ。


    アユタヤ遺跡に行く途中で小便タイム・・・
朝からビールばかり飲んでるものでね。
小便器
まあ普通だな・・・
大便器
あっち向きでなく、こっち向きで使用します。
右手で水をすくい、左手でケツを洗います。
と言う事で、左手は不浄の手とされています。
トイレットペーパーなどありません。
詰まるので使ってもいけません。要注意!
手洗い?
この水で手を洗う勇気が、我々には無かった。
手を洗わない(洗えない)日本人は、
タイの人々以上に不浄なのである。
忘れるしかあるまい・・・
 
アユタヤ遺跡を見る前に、先ずは腹ごしらえ・・・
アユタヤで本場のタイ料理でも食べましょう。
ってこれが物凄〜く厳しかった。
私はゲロ寸前になりつつも、我慢して飲み込んだ。
その後は、何も食べれない状態に成った。
パイナップルだけは大好きなので食べれた。
 
ワット・ロカヤスタ ではありません。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン です。
その中の寝仏です。
高さ 62mの仏塔がそびえます。
寺院です。
仏様です。
私はお賽銭も上げず、遠くからお参りしました。
私のお寺は「大石山水路院乘舩寺」ですから・・・
こちらの方が建物的にイイね。
寺院の裏に赤ちゃん仏像?
豚二匹と共に鎮座しております。
何かチョット、ヤヴァイ感じの壁です。
ここで記念撮影でも・・・
仏像が物凄く沢山いらっしゃいます。
一人一人にお参りしてたら大変です。
仏像はこの列だけではありませんから・・・
仏塔を下から見上げる。
こう言うアングルが個人的に好きです。
仏像を後ろ斜め 45度から見る。
仏様の後頭部が、なかなか素敵です。
お犬様が日影でお昼寝です。
決して死んではおりません。
ここは仏塔に上がる階段の踊り場です。
人が通ろうと、お犬様はお構い無しです。
気温 33℃、背中が汗でこんな感じです。
日本なら 2月6日は「真冬」ですね。
 
日本人町跡(アユチヤ日本人町の跡)
マンゴーの木
今は未だ実が青いですが、食べられます。
青いマンゴーは酸っぱいですが、それもイケます。
チャオプラヤー川
この川を下れば、宿泊先のシャングリラへ行ける。
って誰がこの汚い川を泳ぐんだ?
 
ワット・マハータート です。
ビルマ軍にメチャクチャに破壊されました。
補修出来る所は補修してますが、
出来ない所はそのままって感じ・・・
ビルマ軍に首を落とされた仏像の頭部が、
木の根っこに取り込まれました。
南無阿弥陀仏・・・
壊れたレンガをモルタルで補修しています。
タイにも左官屋さんていたんですね。
鏝を使えるのは、日本人とイタリア人だけじゃ?
タイ人の仕事もなかなか素晴らしいです。
おいおい、この壁は大丈夫なのか?
つっかえ棒をしてるけど・・・
崩れたら死ぬぞ、この三人・・・
遠くに素敵な建造物があるけど、どうする?
もう十分だろ。暑くて限界だよ。
だよな、ここを見たら帰ろうぜ・・・
雪国の男達は、暑さに弱かったのだ。
山形の夏も、タイに負けずに暑いんだけどねえ。
冬の山形から来たんだよ、我々は・・・
何だか判りません。何かがあったみたい・・・
ワラウトさんが説明していたが、聞く気なし。
もうイイでしょう。何かの塊ですよ。
世界遺産に対して、何て失礼な連中なんだ!
ここから戻るの、キッツイなあ。
まあ、しょうがねえべ。ほれ、帰るべ・・・
何てだらしない日本人なんだ!
そうなんです。我々はだらしないんです。
 
帰りの車中で「象」を見掛けた。
通りすがりに撮ったら、こんな感じ・・・
象に乗りたいとか、一緒に写真を撮りたいとか、
そんな事を考える人間は、誰一人としていない。
今日は「タイスキ」を食いに行くぞーっ!


ホテルに戻り、シャワーを浴びて、晩飯は街に繰り出しましょう。
日中の暑さにブチ切れた我々だが、タイは夜も暑い。私は初めてなので余計に暑い。
私よりも暑さに弱いのが松本部長である。暑い暑いって、テメーうるせえんだよ!
段々とチンピラ化して来る。このままだと、タイのチンピラと衝突しかねない。
こっちは素手だが、向こうの連中は拳銃を持ってるらしいからね。
その時は、松本部長を盾にして逃げるしかあるまい。死ぬなよ松本・・・


    現地ガイド(Mr.ワラウト)が、
我々の為に現地コンパニオンを呼んでくれた。  
日本語も話せる女性達です。
お陰さまで、タイの暑さがぶっ飛びましたね。
やっぱり海外なら国際交流しないとね・・・
座る席は「くじ引き」で決めました。
宴はゲーム心が無いと楽しくありませんからね。
平等性も大事です。
私の隣は、タンちゃんと言う娘でした。
フルネームまでは覚えていません。
天野さんの隣の娘は、日本人みたいですね。
ワラウトさんも一緒に食事をと言ったのだが、
彼は自分の分は別に注文してあると言って、
我々と一緒のテーブルでは食事をしなかった。
丸テーブルなので、一人増えても平気なのにね。
タイスキ です。
タイ人にも人気のタイ風しゃぶしゃぶらしいが、
しゃぶしゃぶじゃ無いだろう。鍋だろう。
タイ独特の、臭い何かが入っている・・・
具材に豆腐も入っていた。豆腐は旨かった。
最後はご飯を入れて、卵で閉じて雑炊です。
これがまた「うんめー」って感じ。
雑炊、最高!


楽しい宴が終わり、次に「ゴーゴーバー」と「ゲイバー」に行ったら、物凄くテンションが下がった。
ゴーゴーバーはニューハーフばっかりだし、ゲイバーは勘弁してくれよって感じだった。
ダメだ。楽しいタイの夜が台無しに成る。とっととホテルに帰ってゆっくり寝ましょう。
明日はバンコク市内の観光ですからねえ・・・、Good Night...

ホテルまで、タクシーとトゥクトゥクに分乗して帰ったら、トゥクトゥクの方が早くホテルに付いた。
タクシーに乗っていた私は少々悔しかった。次はトゥクトゥクに乗ろうと思った。

そして、我々がすぐに寝る訳が無い。又々松本部長の部屋でドンチャン騒ぎである。
day after day(毎日毎日)キミの部屋を汚して申し訳ない。
ドンチャン騒ぎの画像もあるが、やはり見苦しい画像なのでアップは控えます。



※ 前編(2/5〜6)に続き、後編(2/7〜9)もご覧下さい。



ほほえみの国「タイ」への誘い(前編)2008.02.13 


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